冬のあいだ愛用していた、ぬくぬくのルームシューズやフカフカの靴下。
ある日、不意に脱ぎ捨てたくなる。そんなとき、「ああ、春が来たんだ!」と思います。

まだ少し裸足ではひんやりするけれど、じかに触れるフローリングの滑らかさが心地よい。
でもザラついたり何かがペタペタするような床では、その気持ちよさも台なしになってしまいます…。

床。
裸足で歩くのが気持ちい、フローリング床。

そう、4月は床磨き解禁の月! 冬じゅうホコリを吸い込んでしまったラグは外して、今すぐクリーニングに。そして家に居ながらにして“新緑の香り”に包まれることのできるお手軽フローリングケアを実行しましょう! 床磨きフェチ?!なガイドが日々実践しているメソッド。きっと気に入っていただけると思います!


こうして、すべすべの床に。3つのメソッド。


・水ぶきを怖がらない。床に優しいケアは、身体にも優しい
・森の薫りはお掃除を済ませたしるし。エッセンシャルオイルを活用する
・子どもにもペットにも安心、天然原料のワックスで床を守る


水ぶきを怖がらない。身体に優しいケアは、床にも優しい

「フローリングそうじには、水ぶきは厳禁」
住まい周りではよく言われていることですが、それってどうしてなのでしょうか。
フローリングは木質系の床の仕上げ材の総称です。イメージとしてはフローリング=「木の床」ですが、「木質系」と括られるのは、それが即ち完全な(無垢の)「木」そのものではないことがあるからです。
というか、むしろ今、多くのフローリングは「合板」(薄くむいた原木を、接着剤で張り合わせたもの)による「複合フローリング」であると言っていいでしょう。「複合フローリング」は割れない・反り辛いなどのメリットがありますが、内部まで水分が入ってしまうと、変形してしまう恐れがあります。また、無垢材の「単層フローリング」の場合も、表面を自然塗料や油分などでコーティングしてあるものが、水ぶきによってはく離してしまう恐れがあります。

これらの心配によって「水ぶき」は一般に推奨されない傾向があるのですが、子どもやペットと暮らしていればお粗相など「水ぶきしないではいられない状態」に陥ることが頻繁にありますよね。それに「水ぶき」はホコリ汚れをスッキリさせるには一番かんたんで合理的な掃除法です。「住まいのため」水ぶきを我慢してきた方もいらっしゃると思いますが、住まいに暮らす「人のため」、無理にそうがんばらなくても良いと思います。人が気持ちよく過ごせるのが一番なのですし。

ただ、「水ぶき」する際に、次の2点にだけ、気をつけて行なってください。

1.かたく絞った、薄めのぞうきんで行なう
2.短時間で行なう


いくら「水ぶき」が気持ちよいからといって、ビショビショのぞうきんやモップで、グチャグチャ掃除をする…のは論外です! 使い古しの、薄めのフェイスタオルを半分に切ったぐらいのボリュームの「ぞうきん」が床拭きの使い勝手では、一番のお勧め。そして、掃除を始めたらダラダラ拭かずに一気に終えることが大事です。できれば窓を開け、乾燥を促しながら行なってください。

洗剤や石けんなどを使わなくても、「水ぶき」だけでびっくりするくらいの「すっきり感」が得られることに驚くはず。またできれば「床ぶき」は、ワイパーやモップタイプの用具は使わずに、床に近い位置で(屈んで)行なって欲しいと思います。細かなホコリや、普段掃除の盲点などがよく見え、掃除を終えたときの爽快感が違います。


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