加湿器フィルターのお手入れ:クエン酸とエタノールを使用

秋冬に大活躍する加湿器。フィルター掃除にはクエン酸とエタノールを使用します

秋冬に大活躍する加湿器。フィルター掃除にはクエン酸とエタノールを使用します

秋から冬にかけて、空気は乾燥しがち。実際、東京の相対湿度の平均値を見てみますと、6~9月は大体70~80%であるのに対し、10月以降はぐっと下がって、3月ごろまで大体50~60%前後になります。

こうなると住まい内でも加湿器が必要になってくるのですが、多くの方が悩まされるのがそのフィルターのお手入れ。今回は簡単かつ効果的なフィルター掃除方法として、クエン酸とエタノールを使ったやり方をレクチャーします。

加湿器の種類

写真は「ボネコ加湿器・気化式 フィルターマット型(丸型)」内部。シンプルな構造

写真は「ボネコ加湿器・気化式 フィルターマット型(丸型)」内部。シンプルな構造

一口に加湿器といっても、その加湿方法はいろいろです。まずは、特徴を押さえておきましょう。

また使用する部屋の広さや、安全性、お手入れ頻度、結露のしやすさなどを考慮して、自分の家や部屋に合った加湿器であるかを確認するのも大事です。

 
・加熱(スチーム)式:ヒーターで水を沸騰させその蒸気で加湿する。パワーもあり衛生的だが、蒸気によるやけどが多く、加湿しすぎて結露が起こりやすい点に注意が必要。

・気化(ヒーターレスファン)式:水を含んだフィルターを通して送風し加湿する。加湿し過ぎや火傷の心配がないなど、小さな子どものいる家庭では安心。ただし加湿に時間がかかり、加湿フィルターのまめな清掃や定期的な交換が必要(加湿器病の心配はあまりない)。

・ハイブリッド式:加熱式と気化式が共存したタイプ。湿度が低いときは加熱式、一定まで上がったら気化式に切り替わるなど効率よく省エネ。ただし構造が複雑でやや高価。

・超音波式:水を超音波で微細な粒子にして飛ばし加湿する。ペットボトルを利用したものなど、小型軽量化した商品が多く手軽。ただしタンクや本体の手入れを怠ると雑菌が繁殖しやすく「加湿器病」(レジオネラ菌による肺炎など)の恐れもある。

上記のうち、使用しながら「フィルター掃除」の必要性を最も強く感じるのは「気化(ヒーターレスファン)式加湿器」になるのではないでしょうか。多くは湿度の上がり具合が悪いことで、汚れに気づきます。

汚れたフィルターには、水道水に含まれるミネラル分が白い塊となっていたり、水垢やカビのヌメりがあったり、ドブ臭いにおいがしたり。個々の使用頻度にもよりますが、自覚症状がなくても1ヶ月以上連続運転をしているならば、フィルター周辺をチェックした方が無難です。

加湿器フィルターのお手入れ:用意するもの

    掃除用のクエン酸。ドラッグストアや100均ショップでも購入可能です

    掃除用のクエン酸。ドラッグストアや100均ショップでも購入可能です

  • クエン酸(薬局、100円ショップなどで購入可)
  • バケツ(フィルターの浸かる大きさのもの)
  • 消毒用エタノール(カビの殺菌効果がある。薬局で購入可)
  • 清潔なタオル等(「ぞうきん」ではないほうが望ましい)

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加湿器フィルターのお手入れ:注意すること

  • 本体のコンセントは前もって抜いておくこと。
  • 素材や塗装によってはクエン酸や消毒用エタノールなどにより剥げたり変形する恐れがあります。
  • 必ず目立たない場所で試してから、全体の掃除にあたってください。
  • 喫煙など火を扱っているときに消毒用エタノールは使わないこと。引火します。

加湿器のお手入れ:掃除の手順

  1. 清潔なバケツに、水かぬるま湯を用意。そこにクエン酸を、濃度0.5%~1%程度の水溶液になるよう溶かす(目安は、水2リットルに対してクエン酸大さじ1杯ほど)。
  2. 本体から取り出し、軽くゆすいだフィルターを、クエン酸溶液にしっかり浸す。浸す時間の目安は30分~2時間程度。
  3. 浸している間に、トレーや本体で水の溜まった部分を掃除。トレーは先に作ったクエン酸水溶液と同様の液に浸けながら擦ると、汚れ落ちが良い。本体に赤いヌメリ(酵母の一種)などがある場合には、水分をよく吸い取った後、消毒用エタノールで濡らした清潔なタオル等で擦り拭っておく。
  4. 給水タンクも、「口」部分を中心に流水で洗う。タンク内は水を入れて振り洗い。生臭さやヌメリのある場合には、上記同様のクエン酸水溶液で振り洗い、充分にすすぐ。
  5. バケツに浸けて置いたフィルターから汚れが水溶液中に溶け出しているのが確認できたら、フィルターを取り出す。流水でよくすすいで、クエン酸の成分がなるべく残らないよう、水気を切る。
  6. フィルターやトレーをセットし、試運転する。

とはいえ、くれぐれも加湿し過ぎにはご用心!

とはいえ、くれぐれも加湿し過ぎにはご用心!

最後に、お部屋の湿度計を確認してみてください。あっという間に湿度が上がっていくならば、掃除成功の証ですよ。

 
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