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スピード料理の基本とコツ

スピード料理の基本、準備・調理・片付けのコツ、キッチンツールの効果的な使用、手抜きにならない美味しさを保つ秘訣、食材、調味料の活用法などスピード料理のコツをお伝えします。

野口 英世

執筆者:野口 英世

簡単スピード料理ガイド

スピード料理の基本

「時間はあまりかけられないけれど、美味しい料理を作りたい、きちんとした食事が食べたい」、そんな忙しい毎日をおくる方にお勧めなのが、スピード料理です。調理のコツや食材、調味料の上手な活用、キッチンツールの効果的な使用、ちょっとした盛りつけの工夫などで、手抜きとは一線を画した料理が可能となります。

準備・調理・片付けのコツ

さぁ調理開始! その時点で何を作るかはだいたい決まっているはず、使う材料もきっと頭に浮かんでいるはず。食材や道具も使うたびに取り出すのではなく、あらかじめそろえてしまいましょう。そうすれば手を止めることなく、調理に専念できます。

調理の順番を工夫すれば、時間や手間、光熱のセーブも可能です。例えば、まな板や包丁を使う際、はじめに野菜を集中して切れば、その途中は水洗いだけでOK。最後に肉や魚に用いましょう。また、あらかじめのカットが可能な材料はまとめ切りを。例えば、肉を多めに買ったら、その日使う分とともに、次回の用途に合わせてカットし、ラップでぴっちり包んで冷蔵(冷凍)保存します。調理と同時に準備をこなす、これだけですが、後の調理時間短縮にはかなり効果があります。

私は料理を始める前に、調理工程や自分の動きなどを、簡単にシュミレーションしてからのぞんでいます。と言うと、ちょっぴり難しく聞こえますが、それはまさにゲーム感覚! 制限時間内でのクリアといった具合に、義務と思いがちな日々の料理もクリエイティブな楽しみ、頭をからっぽにしてストレス解消、と思えるよう、自分を仕向けています。

キッチンツールの効果的な使用

スピードレシピの基本
道具の助けもかりましょう。良い道具は料理のモチベーションへつながります
個人的に、良いツールは使っていることをあまり意識させないもの、と考えています。ですから、皆さんも日々の料理でいつもこればかり使ってしまう、なんて道具があったら、大切にしてくださいね。また、道具は自らの目的や使用スタイルにあったものを選びましょう。良い道具は料理のモチベーションへとつながります。

 

手抜きにならない、美味しさを保つ秘訣

さて、あなたが料理を目にしたとき、手抜きを覚えるのはどんな点にでしょう。そう、裏を返せば、その点をきちんとおさえれば、手抜きには見えません。私達は見た目の8割で、その料理の美味しさを判断すると言われています。素材の切り方や盛りつけなどの視覚要素から、ある程度の見当をつけ、口に運ぶのです。

とはいえ、その見た目も美味しさと無関係ではありません。ご存知のとおり、彩りの美しさは栄養バランス、味の広がりにもつながります。また、きちんと切りそろえられた素材は火の通り、味のなじみも均等にしてくれます。このようなことからも、美味しさは美しさにあらわれます。

盛りつけのコツ
皿の余白をとって、こんもり盛りつけます。緑を加えれば、より色鮮やかに
それから、ちょっと難しく思える盛りつけも、皿の余白をいかしながら、こんもり盛りつけるだけで洗練度アップ。皿にはねたソースもふきとるなどして、食べる人目線での盛りつけを心がけましょう。その心遣いも美味しさに結びつきます。そして、盛りつけに自信のない方は、皿の中に小さめのカップを用いるなどして、料理に立体感を作りだしましょう。平面なイメージをなくすことで、いきいきとした印象になります。また、外食時、素敵な盛りつけに出合ったら、その惹かれる理由を意識して考えてみるのも上達への近道です。

 


食材、調味料の活用法

食材、調味料の活用法
シンプルな調理もこだわり調味料でとびきりの一品に
レパートリーが少ない、いつも味がバラバラ、といった悩みを聞きます。おおまかに言ってしまえば、料理は食材と調味の組み合わせ。ですから、レシピをたくさん覚えるより、作ったレシピの中から好きな味を見つけ、それを何度か試し、その味つけをしっかりマスターしてしまうこと。そうすれば、その調味はもうあなたの味、いつでも再現できますね。あとは食材との組み合わせを考えるだけです。野菜であれば、栄養豊富でお手頃な旬のものを。また、肉や魚であれば、似た種類のものから使っていきましょう。これで自信を持って、いつでも美味しい料理が作れるようになります。そして確実にレパートリーを増やすことができます。

なお、食材を買うときは、用途が思い浮かぶものを手にとりましょう。個人のライフスタイルにもよりますが、2,3日分をまとめ買いすれば、バランス良く使い回せ、無理なく食べ切れます。日によって、料理できるかがまちまちな方はなるべく保存がきくもの、冷凍可能なものを選びましょう。それから、日頃より自分に合った購入先をいくつか持つことをお勧めします。これであなたの目利きにかける時間も大幅短縮です。

最後に、シンプルな調理でも使用する調味料が良いものだったら、手をかけた以上の美味しさが期待できます。手を抜くというより、手をかけ過ぎない。スピード調理に大切なのはメリハリです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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