脅威のスタミナを見せるニッケル水素充電池
さて、今度は2次電池──つまり、充電可能な電池でのテストだ。いま、日本で入手しやすいのは三洋電機のトワイセル2300、およびパナソニックのメタハイ2400の2種類。他社のものはほとんどこの2社のOEMである。
その他にもGP Battery社のものなどが入手できるが、入手性は高くない。
というわけで、この2種類のみをテストするとしよう。
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なんと半減のサインが出るまで453枚。そして、571枚目の撮影が終了したところでシャットダウンとなった。
前述したようにDSC-MZ1は「バッテリーさえ持てばいいデジカメなのにねぇ」と云われつづけてきた製品だ。正直、これはかなり意外な結果となった。
「DSC-MZ1を使えばすぐに電池切れになるだろうから実験が楽なはず」などと考えていた筆者の姑息な目論見はあっさりと破られたのであった。
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まず322枚で半減サイン、思いのほか半減が早かったものの最後は542枚まで撮影できた。
2300mAhと2400mAhの違いである約5%の差が、ほぼそのまま出た結果となった。
今回の結果を表としてまとめると、以下のようになる。
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ニッケル水素充電池が最強なのだろうか?
そして、1次電池と2次電池をあわせた総計はこうなる。
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この表を見てしまうと、アルカリ乾電池やデジタルカメラ用とされている一次電池は存在意義がないようにも思えてしまう。
しかし、そんなことはない。
明らかに存在意義はある。
次ページでは、アルカリ乾電池や一次電池の存在意義を明らかにしていく。
・Page1 いろいろな電池、どれを使えばいいのか?
・Page2 一次電池を試してみよう!
・Page3 ニッケル水素充電池は脅威のスタミナ
・Page4 買ってすぐに使える利点
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