運動会の撮影方法……なのだけど
今回は運動会の撮影方法を伝授したい……のだが、のっけから謝らなくてはならない。撮影を予定していた運動会が、先日の台風で延期されてしまったために、まったく実写画像がなかったりするのだ。
ただ、これ以上引き伸ばしても体育の日に間に合わなくなってしまうので、とりあえずテキストだけのバージョンということで。画像は機会があればまた撮影し、後日に掲載する予定ではある。
まずはデジタルカメラの向き不向きを考えてみる
まず、運動会・体育祭を撮影するのに必要な機材を考えてみよう。すでにデジタルカメラを持っていて、撮影方法だけを知りたいというのであれば、こちらに飛んでもらってもいい。
さて、運動会というイベントの特性上、できるかぎりの高倍率ズームが必要となる。
というのは、広いトラックの中でお子さんがどこに配置されるかわからない。さらにいえば場所取りの問題もあるので、できるかぎりの高倍率ズームを搭載したデジタルカメラがいいだろう。
2倍よりは3倍ズーム、3倍よりは7倍ズーム、7倍ズームよりは10倍ズームがあったほうが撮りやすいのは言うまでもない。
やはり運動会には超10倍ズームが本命といえるだろう。
また、高倍率ズームが必要であるという意味では、デジタル一眼レフも運動会撮影に向いているといえる。
というのは多くのデジタル一眼レフが、レンズ本来の焦点距離から1.5~1.7倍の焦点距離で利用できるからだ(35mmフルサイズCCDを搭載してるものを除く)。
つまり、300mmのレンズでも450~510mmという超望遠レンズとして利用できるというわけだ。その分、広角側には弱いという弱点を併せ持ってはいるものの、運動会で競技を撮影するのであれば問題なく使えるはずである。
70-300mmといったズームレンズがあれば、ほとんどの競技で撮影できるはずだ。
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ただ、運動会というものは競技だけではなく休憩時間や応援している風景なども撮影しておきたい。
そういう意味で、デジタル一眼レフを使うのであれば、24-70mmのような標準ズームも用意しておきたいところではある。
そしてズーム倍率以外の項目で、もうひとつ大事な性能がある。
(Page 2へ)
・Page1 運動会向きのデジタルカメラは?
・Page2 もうひとつ重要視したい性能!
・Page3 運動会は、もうはじまっている!
・Page4 激しい動きの競技はこうやって
・Page5 ゆっくりな競技には落とし穴が存在する!
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