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手ぶれを防止するデジカメ撮影テクニック(2ページ目)

Lサイズでプリントしていたフィルムカメラと異なり、高画素化したデジタルカメラでは手ぶれがわかってしまう。では、手ぶれを防止するにはどうすればいいか。お教えしましょう。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

・2 カメラを固定する

1でも述べたように、手ぶれ防止にはカメラを固定するのが一番だ。
固定する方法は三脚を使うことだけではない(そもそも、小型デジカメには三脚穴があけられていないことすらある)。

カメラを地面や壁の上に置いたりすることも、十分な固定方法として通用する。
ただし、このときデジカメの底面が傷つかないように気をつけて欲しい。
筆者は夕暮れに野良猫を撮るときに、よくこの手法をとる……まぁ、周りから見たときの怪しさというのも少しは考慮したほうがいいかもしれない(笑)。

旅行のちょっとした記念撮影に三脚まで持つのは……というような場合、この固定方法は重宝する。
地面の他にはたとえば、ポストの上やベンチの上にデジカメを置くのも手段である。

また、手持ちで撮影する場合には、カメラの一部を固定物に押しつけることもテクニックのひとつだ。
筆者は電信柱にカメラを押しつけつつ撮ったり、ひざ立ちになった際に膝にカメラを置くこともある。


・3 セルフタイマーを使う。

これは2にもつながる話だがシャッターを押す力でカメラが動いてしまい、手ぶれが起きるということもままある。
というより、大半の手ぶれの原因はシャッターを押すことによるものなのだ。
最悪の場合、三脚を使っていてもこれが防げないことすらある。

レリーズを使うのも手ではあるが、ほとんどの(コンパクト型)デジタルカメラにはレリーズをつなげる端子が用意されていない。
そこでセルフタイマーが役に立つというわけだ。これは物撮りや風景、花の撮影において重宝するテクニックである。

シャッター速度が極端に遅くなる夜間撮影などにおいて、シャッターを押すことによるぶれというのは致命的なものにもなりかねない。
手持ち撮影であっても、セルフタイマーを使うだけでかなり手ぶれは減少する。

カメラをつついているのではない。こうやって固定しているのだ。手持ちの場合でも、固定物に押しつけるというテクニックがある。
セルフタイマーのマーク(右側)。まず間違いなく、どんなデジカメにもついている。
しかし、デジタルカメラを手に持って撮影するという状況がほとんどだろう。
筆者もそうである。
では、手持ち撮影で手ぶれを防止する必殺技はあるのか。

……ある! 次ページではその究極テクニックをご紹介しよう!
(Page3へ)
Page1 手ぶれを防ぐ基本は三脚
Page2 手ぶれを防ぐ基本テクニック2
Page3 手ぶれを防ぐ究極テクニック(?)
Page4 液晶ディスプレイにはこのアイテムを
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