Finepix F11とF10の差って……

かなりのヒットとなったFinepix F10とその改良機、Finepix F11。
外見上はまったくといって差異のないふたつのデジタルカメラだが、実際に使ってみるとかなりの違いがあることに気がついた。
その辺りを中心にレビューしてみよう。

富士フイルム
Finepix F11
市価 49,800円
発売日 2005年10月21日

Finepix F10のレビューにおいて、筆者は「これは凄い!」とほぼ手離しにほめている。
それは以下のような理由による。

 ・500枚撮影可能なバッテリーライフ
 ・2.5型の大型液晶
 ・マクロ以外のAF速度や起動速度などの軽快さ
 ・ISO800、ISO1600といった高感度でもしっかりとした描写

中でも高感度対応による手ぶれ防止機能はクラス最高のもので、他社の高感度対応のものはおろか、他のFinepixですらも追随できていないほどだ。

ただし、いくつか不満点があったのも確かだ。
主な欠点として「マクロモードでの合焦速度が極端に遅い」こと、そして「プログラムモードしか存在せず、本格的な撮影がしにくい」ことが挙げられた。
このFinepixF11はその2点の追加がメインになっている。後継機というよりは、改良機とも呼ぶべき存在だろう。

外見はまったく一緒だったり……

「……ここまで一緒なのもすごいな」

手前がFinepix F11、奥にあるのがF10。

それがFinepixF11を手にしてのファーストインプレッションだった。
たとえば、LUMIX DMC-FX8(レビュー)は前機種のDMC-FX7に比べると外見的な差異は少なかった(実は比べてみるとかなりの差異があるのだが)。
しかし、F10とF11の外見的な差異はほとんどない。いや、正確にいえば2点存在する。
製品ロゴがF11になっており、ハニカムCCDロゴがダークなものになっている。

……いや、本当に見比べてもそれ以外の差異が認められないのだ。
ボディの金型も流用しており、外観は完全に同一のもの。
2.5型の液晶ディスプレイは約11万画素から約15万画素のものへとグレードアップしているものの、これも実際に同じ画像を表示して見比べなければわからないレベルだ。

液晶ディスプレイは微妙に精細化されている。F10と比較して見ると、たしかに曲線が滑らかに描写されている。

これは撮り比べてみるしかないだろう。
Page 2へ)

・Page1 F10とF11の違いはどこに……?
・Page2 マクロの合焦速度はたしかに速い!
・Page3 ……明るく撮影できている?
・Page4 地味ながら画質も強化されていた
・Page5 Finepix F11 スペック&実写画像

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