●世界最小の300万画素デジタルカメラ
店頭でもそのあまりの小ささが目をひくOptioS。3倍ズーム搭載の300万画素デジタルカメラとしてはもちろん世界最小だ。
小さいだけではなく、グルーブ加工の施されたアルミ外装は非常に質感が高い。
ペンタックス Optio S
定価65,000円
市価(2003年6月現在)49,800円前後
発売日2003年3月15日

●手の中に隠れるほどの小ささ
とにかく小さい。
手にしたときに戸惑ってしまうほどの小ささだ。
現状の300万画素デジタルカメラの中で、体積として世界でもっとも小型のものであることは間違いないだろう。
重量も充電池・メディア抜きであれば、98グラムとなんと100グラムを切ってしまうのだ。
店頭などで見かけても、その小ささで逆にひときわ目立っている。
手にしても「へぇ……これで300万画素で3倍ズームねぇ……」と感心するほかない。
さらに質感も高い。レンズから同心円を描くようにグルーブ加工が施されたアルミ外装は、非常に質感があり高品位だ。
持っていることを自慢したくなるモノだといえるだろう。

それでは、スペックを見ていこう。
沈胴式の3倍ズームに内蔵11MBのメモリー、メモリーカードはSDカードを採用……と見ていくと、どこかで出会ったことがあるようなスペックだ。

そう、EXILIM ZOOM EX-Z3にかなり似通っているのだ。
それもそのはず、双方ともペンタックス製の3倍ズームレンズを搭載している。これは光軸上からレンズの一部をずらして収納することによって、本体の大幅な小型化に成功したものだ。
このレンズなくしては、OptioSもEX-Z3も生まれ得なかったといっても過言ではない。

逆に内蔵メモリー11MBといった内部のコア部分はカシオから提供されたものであるという。つまり、Optio SとEX-Z3は兄弟、もしくは従兄弟のような関係のデジタルカメラであるといえる。
OptioSとEX-Z3のレンズ部分の比較。角度が違っていても同じレンズを採用していることが分かる。

●似ているようで似ていないEX-Z3とOptioS
ただし、OptioSとEX-Z3を比べるとあまり似通っていないことが見えてくる。
EX-Z3は基本的に撮った画像を楽しむというコンセプトに基づいて作られたデジカメであり、OptioSは主として小型化に特化したデジタルカメラであるからだ。
ハードスペックは同じでも製作されたコンセプトがかなり異なってるため、あまり似た部分が出てこないといえるだろう。

またOptioSは小型化されていても、撮影に支障のないようにグリップが用意されている(まあ、グリップとはいっても親指の納まるグリッドが彫られているだけだが)ところなどが好意の持てる部分である。
レンズが収納されると前面はフルフラットになる。右手親指が当たる部分のグリッド。小型化されたとはいえ、ちゃんと撮影者のことも考えられている。

たとえば、液晶ディスプレイにしてもEX-Z3は2型と大型のものを搭載しているのに比べ、OptioSは1.6型のものだ(これも決して小さいものではない)。
また、EX-Z3にあるベストショット機能などはOptioSには搭載されていないなどなど……。
総合的にいって、EX-Z3に比べてOptioSはカメラメーカーの作った超小型デジタルカメラであるといえる。

●画質はフツーと呼ぶべきレベル
画質はEX-Z3と同様、ごくごく標準的なものだ。
ワイド端でたる型収差が出るものの、同クラスのデジタルカメラの中では画質は標準的なレベルだ。
あるていどのノイズも見られるが、許容範囲内だろう。
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・手のひらに隠せるほどの小ささ!
死ぬほど深いシャッター
OptioS 実写画像&スペック