シンガポールの本格朝食!バクテー(肉骨茶)
本格的シンガポール料理、バクテーの作り方
シンガポールのホーカーズ(屋台)やフードコートで人気の肉骨茶(バクテー)。夜食や元気づけの朝食として食べられています。 バクテー専門店も多くあります。豚肉の内蔵や骨、肉を使いますが、シンガポールでは、骨付きリブを使うのが定番。
この国では食べ物の話は最大のテーマであり、あいさつ代わりに「何食べた?」と聞くのがお決まり。半数以上の女性が外に仕事を持っているので、家で食事を作ることは毎日のことではなく、多くのシンガポール人にとって外食は習慣であり、彼らの住む公団住宅のキッチンは(まるで使われていないかのように)キレイとのこと……。
バクテー(肉骨茶)
所要時間:2時間 相性のいい飲み物:ビールバクテー(肉骨茶)の材料……スペアリブ、にんにく、スパイス等
【4~6人分】ポークリブ(スペアリブ用の骨付き豚肉) 600g
豚もも肉の塊(ヒレ肉の塊でも可) 400g
にんにく 1個
シナモンスティック 1本
スターアニス 5個
クローブ 10粒
黒こしょう粒 大さじ2
チンピ(陳皮) 2、3切れ
薄口しょうゆ 1/2カップ
砂糖1/4カップと濃口しょうゆ1/4カップを10分ほど煮詰めたもの
(味をみて)塩、粗挽き黒こしょう 適宜
バクテー(肉骨茶)の調理手順
1:にんにくはひとかけずつにばらし、皮をむく。半分に折ったシナモンスティック、スターアニス、クローブ、黒こしょう粒、陳皮をガーゼに包んでたこ糸などで縛り、巾着状にする。(またはお茶パックなどに入れる)2:鍋に3リットルの水を入れ、にんにく、ポークリブ、もも肉の塊、1のスパイス類を入れて沸騰させる。アクを充分取って、薄口しょうゆと煮詰めた砂糖醤油を加え、肉が骨から外れるくらいになるまで約2時間、ふたをせずにコトコトと静かに煮込む。煮込んでいる間、出てきたアクや脂は丁寧にすくい取る。
3:味をみて塩、こしょうをし、もも肉の塊を適当に切り分けてリブと一緒に器に盛る。スープとにんにくを上からかける。
本場のバクテーには中国漢方ハーブが使われます。香り高く仕上がり、薬効も得られるので、もし手に入れば使ってみて下さい。カンゾウ(甘草)、ラカンカ(羅漢果)、トウジン(党参)、センキュウ(川弓)、トウキ(当帰)、ジオウ(地黄)を各少々。シナモンや黒こしょうと一緒にガーゼに包んで煮出します。