ハワイアン風キルト……簡単アップリケの作り方
ハワイアン風キルトを手軽に作る!
手芸はそんなに好きなわけではないけれど、ハワイアンキルトだけは好き! という方がたくさんいらっしゃるようです。ハワイで見かけたベッドカバーに憧れて……とか、サーフショップで見たクッションが素敵で……などと動機はいろいろ。
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ハワイアンキルトは、本来ならば布を切り抜いて台布に乗せ、0.3~0.4ミリの縫い代を針先で折り込みながら、アップリケしていく繊細な手芸です。手芸の初心者には、ちょっと面倒な作業でしょうか?
そこで、手芸が特に得意ではなくても簡単にできる"ハワイアン風アップリケ"をご紹介しましょう。その秘密はオーガンジーを使った、シャドウアップリケです。
ハワイアンキルトとは?
ハワイの植物や海の生物などをアップリケして作る、人気のキルトです。ハワイアンキルトはその名の通り、ハワイで生まれたキルトで、ハワイの強い日差しによってできた木や葉や草花の影をデザインしたのが始まりだと言われています。
ハワイアンキルトは、台布の上にアップリケ布を乗せ、縫い代を針先で折り込んでアップリケして作るので、時間と技術が必要です。そこで、正統派ハワイアンキルトとは違いますが、初心者向けにシャドウアップリケでハワイアンのデザインを描いてみる方法をご紹介します。
シャドウアップリケキルトとは?
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これは裁ち切りの布を台布に乗せて、その上にオーガンジーをかぶせてステッチするだけの簡単な手法です。縫い代を折り込んでまつる必要がないから、誰にでも簡単にハワイアン風のデザインを楽しむことができます。正統派のハワイアンキルトを作るには、ちょっと根気がいるし、技術も足りないわという方、ぜひ試してみてください。
最初から、難しいことに挑戦しようとして途中で挫折するよりも、まずは針を持つ楽しさを味わってみましょう。
シャドウハワイアンアップリケキルトの作り方
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1.アップリケ布を4つ折り(または8つ折リし)し、ハワイアンキルトのアップリケ図案を布に描いて、縫い代を付けずに図案通りに裁ちます。
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2.裏打ち布、キルト綿、台布の順に布重ね、1の布を広げます。さらにオーガンジーを重ねてしつけを掛けます。
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3.1の布の外側ギリギリを刺しゅう糸かキルティング糸でステッチします。いちばん下の裏打ち布まで通してステッチするので、ちょっと大変ですが、指貫(シンブル)で針を押しながらていねいに進めましょう。
今回はポーチを作りましたが、キルトでもクッションでも何でも作ることができます。ただし、オーガンジーで布を封じ込めている作りのため、激しい洗濯は避けたほうがいいでしょう。手洗いならオッケーです。また、なべつかみなどの熱に直接接する小物には不向きです。
このハワイアン風シャドウアップリケのポーチは、やさしいハワイアンキルトという本に掲載されています。この本には正統派ハワイアンキルトの情報も満載です。
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