パッチワーク・キルト/パッチワーク・キルトの基本

パッチワークに必要な道具は? 初心者にもわかりやすく解説

パッチワークに必要な道具をご紹介します。写真付きでわかりやすく解説していきますので、初心者の方でも安心して始められますよ。 針・糸・はさみなどの道具セットと布を揃えて、パッチワークを始めてみましょう!

執筆者:関口 尚美

パッチワークに必要な道具は?

パッチワークの道具:糸

パッチワークの道具:糸

「パッチワークをするのにどんな道具を揃えたらいいのかわからない」「特別な道具はあるの?」と思っている方が多いと思います。

基本的に糸と針とはさみがあれば大丈夫ですが、効率よく作業できる道具を使うと仕上がりの美しさに差が出ます。特に針は用途によって適した長さや太さがあるので、揃えておくといいでしょう。
 
<目次>
 

パッチワークの道具1:


パッチワークに使う針

パッチワークに使う針



*ピーシング用
布を縫い合わせるときに使う針。メリケン針の8~9番(長さ30mm~35mmほど)が適しています。

*アップリケ針
布をたてまつりするときに使う針。布端をすくいやすい細長い針(長さは30mm~35mmほど)が適しています。

*キルティング用
表布と裏打ち布の間にキルト綿をはさみ、この三層をステッチするときに使う針。布通りがよくて針目をきれいに揃えやすい、細くて短い針(長さは25mm~28mmほど)が適しています。

*しつけ針
表布と裏打ち布の間にキルト綿をはさんだものをずれないように留めるときに使う針。三層をしっかりすくえる太めの長い針(長さ45mm~50mmほど)が適しています。

*まち針
ピーシングやアップリケをするときをはじめ、作品を仕立てるときに布がずれないように留めます。和裁用のまち針ではなく、頭が丸いタイプが適しています。

 

パッチワークの道具2:糸

ピーシング・アップリケ

ピーシング・アップリケ

*ピーシング アップリケ 50~60番の細くしなやかな糸が向いています。ポリエステル100%が主流です。
 
好みに合わせて

好みに合わせて

*キルティング 40~50番の滑りのよい糸がおすすめです。中でもロウ引き加工された専用の糸は張りがあり、針通りがよくて丈夫です。しなやかな糸が好みならピーシングと同じ糸を使ってもいいでしょう。
ポリエステル100%の他、ポリエステルとコットンの混紡糸やコットン100%がありますので、好みに合わせて選びましょう。
 
かせ状と糸巻きタイプ

かせ状と糸巻きタイプ

*しつけ糸 布なじみのよい、しなやかな糸。
「白も」と呼ばれる白や生成りを用意するといいでしょう。
 
糸の色は用途やお好みで

糸の色は用途やお好みで

※糸の色について

ピーシングとアップリケの糸、キルティング糸の色は、まず生成りを選びましょう。明るい色の布から中間色の布まで幅広く使えます。その後に必要に応じて布に合う色を揃えます。

アップリケするときは布の色に合った色の糸を使うと縫い目が目立たずきれいに仕上がります。


また、好みの色に合わせて選ぶのもおすすめ。茶色やベージュ系が好きなら生成り、淡いベージュ、濃いベージュというように濃淡を揃えておくといいでしょう。

 

パッチワークの道具3:指ぬきとシンブル

リング状の指ぬき

リング状の指ぬき

リング状の指ぬきはぐし縫いするときに使います。
 
指の頭にかぶせるタイプ

指の頭にかぶせるタイプ

指の頭にかぶせるタイプのシンブルは革製と金属製があり、キルティングするときに使います。


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