このシリーズでは、初級シスアドなどIT関連資格を取るときに必要な業務知識をご紹介します。前回は販売管理の概要をご紹介しました。今回は、製造業に必要な生産管理の概要についてご紹介します。まずは、生産管理とは何かを理解してください。

生産管理とは?

生産管理とは工場で製品を作るための管理活動です。製品を作る場合、まず「なにを、いつまでに、いくつ作る」という計画が必要です。そして、計画どおり作れているかの進捗管理、決められたコストで作れているかの原価管理、不良品を出さない品質管理などがあります。それではそれぞれの管理について概要を説明します。
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■生産計画
生産管理の出発点は、どの製品、いつまでに、いくつ作るという生産計画です。この計画が曖昧だと作りすぎたり、足りなくなったりします。通常は、販売予測を行い生産計画を作ります。

■進捗管理
生産計画ができると製品を作り始めますが、常に計画通りに作れるとは限りません。生産している途中で計画通りにできているかチェックして、もし何か問題があればすぐに対処する必要があります。進捗管理は生産計画どおりに生産するための重要な業務なのです。

■品質管理
いくら計画どおり作れても不良品ばかりでは意味がありません。品質基準(寸法誤差○○mmまでOKなど)を決めて、それに合う製品づくりを行なう必要があります。品質管理にはいくつかの方法があります。詳細は次回以降にご紹介します。

■原価管理
計画通りにつくり、品質がよくても利益が出ないと会社は成り立ちません。原価管理は決められた原価どおりに製品が作れられているかを管理するものです。通常原価には、材料費などの直接原価と、光熱費などの間接原価があります。原価を基準以下に抑える活動が原価管理です。

■在庫管理
製品を作るためには原材料や部品などが必要です。これらを予めたくさん用意しておけば、いつでも製品が作れますが、あまり多く持っていると在庫管理費用がかかります。材料不足にならず費用が最小になるよう在庫数を調整する業務が在庫管理です。

■購買管理
必要な原材料や部品は全て在庫しているわけではありません。在庫にない材料を使う場合は購入する必要があります。購買管理は、いつまでに、なにを、いくつ発注するかを管理する業務です。

このように生産管理と一口にいっても、いくつかの業務があるのです。それでは、次のページでは、生産管理のポイントについてご説明します。