Q. 職場の雰囲気が合わず、人間関係がつらい……ストレスを減らす方法は?

「職場の雰囲気が合わず、悩んでいます。転職したばかりで仕事自体に不満はないのですが、愚痴や文句ばかり言う人や、仕事の仕方がいい加減な人がいて、最近は出社するのもつらくなってきました。職場の人間関係を嫌に感じるのは自分のわがままかもしれませんが、人間関係のストレスを少しでも減らす方法はないでしょうか?」
A. 「価値観の違い」だと切り分けて考えつつ、心を守るための工夫を
職場に限らず、私たちの周りにはたくさんの人間関係があります。友達、パートナー、地域、家族・親戚など、人間関係の数だけストレスも生じるものです。
「悪い人ではないけど、口調や考え方が合わない」こともあるでしょうし、「あまり親しげに話しかけられると、詮索されているように感じてしまう」ということもあるかもしれません。人とのコミュニケーションにおいて、何を「普通」「心地よい」と思っているかは人それぞれです。
人間関係がうまくいかないときにには、まず「人とのかかわり方における価値観の違いがあるのは当然」だと捉えてみましょう。相手の言動を不快に感じたときも、「自分とは違うやり方・考え方の人もいるんだな」と捉えて、そういうものだとそのまま理解してしまうのです。逆に、自分にとっては自然なかかわり方を、他人から受け入れてもらえないこともあるかもしれません。そういうときには「価値観は人それぞれ。自分のスタイルと合わない人がいるのも当然だ」と認めるだけでも、人疲れのストレスは少し楽になります。
ただし、価値観の違いを「認める」ことと「受け入れる」ことは、必ずしもイコールではありません。他人の価値観を認めることはできても、受け入れることができない場合は、次の3つのポイントでうまく接していくことをおすすめします。
■交渉する
コミュニケーションのスタイルが合わず、仕事に支障をきたしてしまう場合は、思い切って正面から話しあうことも大切です。相手の価値観を認めたうえで「私としてはこうしていただくと助かります」と自分の思いを率直に伝え、互いに納得できる妥協点を話し合いましょう。率直に話してみることで、案外あっさり改善することもあります。
■相談する
「交渉」を進めるには、相手に話すための勇気が必要です。意見が対立すると、お互いに不愉快な気持ちが残ってしまうこともあります。心配な場合は、まず周囲の信頼できる人に相談してみましょう。相談すると、交渉における具体的なアドバイスや心理的サポートを得られることが多いです。
■距離をとる
「交渉」や「相談」でもよい関係を続けるのが難しいと感じたら、相手とのかかわりを減らして様子を見ていくことも一つの方法です。「何とかしなければ」と解決を焦るより、相手との距離を取って自分のストレスを緩和していくと、それまで問題に感じていたことが小さく見えるかもしれません。
人間関係に悩んだときは、不快に感じながら我慢し続けるのではなく、「価値観が違うからかもしれない」と捉えてみること。そのうえで、「交渉・相談・距離をとる」という3つの行動から人間関係を調整していくことが、人間関係を楽にする鍵になります。
さらに詳しく知りたい方は、「人疲れしやすい原因・対処法…自他の価値観を『認める技術』と人間関係の調整のコツ」をあわせてご覧ください。







