年金を受け取りながら働いている人は、月にどれくらいの収入を得ているのでしょうか。パートや再雇用のほか、フリーランスや資産運用など、収入を得る方法もさまざまです。
今回は、All About編集部が年金生活者を対象に行ったアンケートから、年金以外の収入額と、収入を得ている方法について紹介します。さまざまな年金生活の一例として参考にしてみてください。
年金以外の収入はどれくらい?
年金以外の収入がどれくらいあるか聞いてみると、最も収入が低いケースで「月1万~2万円程度」、最も高いケースで「月20万円前後」という結果でした。
一方で回答数が最も多かったのは「月5万~10万円未満」で、次いで「月10万~15万円未満」が続きます。半数以上の人が、就労収入や副収入として月5万~15万円ほどを得て生活費を補っていることが分かります。

では、世帯構成によって違いはあるのでしょうか。
一人暮らしで最も回答が多かったのは、パートやアルバイト、フリーランスとして働き、「月10万~12万円」の収入を得ている層でした。夫婦のみまたは子どもと同居している世帯で最も多かったのは、定年後の再雇用やパート、事業などによって「月15万~20万円程度」を得ているケースです。
年金以外の収入手段は「パート・アルバイトなどの就業」が7割弱
では、具体的にどのような方法で年金以外の収入を得ているのでしょうか。
アンケートの結果を見ると、全体で最も多かったのはパートやアルバイト、再雇用といった「就業による収入」で、全体の7割弱(約69%)を占めました。定年後もこれまでの経験を生かして働く人や、短時間の仕事などで定期的な給与収入を得ている人が圧倒的多数です。
次いで多かったのが、クラウドソーシングや個人事業などの「自営業・フリーランス」で、全体の約22%でした。自宅で自分のペースで働ける点や、定年を気にせず続けられる点にメリットを感じて選ばれているようです。
このほか、NISAを利用した株式投資の配当金や、以前から準備していた個人年金などの「投資・資産運用による収入」も約9%ありました。人数は多くありませんが、働いて得る収入以外の方法を取り入れているケースも見られました。
ここからは一部、アンケート回答例をご紹介します。
67歳男性:世帯月収34万円
・年金月16万円(妻7万円)
・投資・配当月3万円
・ビル管理パート月8万円
「現役時代から新NISAや個人年金について勉強し、配当金が得られるように計画的に運用してきた。また、週に3回ほどビル管理のパートに出ることで、規則正しい生活リズムも保てています。体力は確実に落ちるので、若いうちから健康管理に気を付けることが一番の投資かもしれません」
67歳女性:世帯月収28万円
・公的年金月10万3000円(夫10万円)
・個人年金月7万7000円
「独身のとき、郵便局で個人年金保険を契約しました。クラウドワークスでも細々と収入があり、さまざまな形で必要な情報を日々取りに行っています。情報弱者にならないよう日々正しい情報を手に入れる努力が重要です」
ひと口に年金生活といっても、年金以外の収入額やその得方はさまざまです。今回の結果は限られた回答によるものですが、ぜひ、年金を受け取りながら働く際の参考にしてみてください。
<調査概要>
年金生活の収入と満足度に関するアンケート調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月24日~5月7日
調査対象:60代~70代の51人(男性:35人、女性:16人)
※アンケート回答をもとにしており、内容の正確性を保証するものではございません






