定年・退職のお金

一生貧乏な人は「人のせい」にする? お金が貯まる人との決定的な違い

給料や物価、社会制度など、自分一人の力では変えられないことは多くあります。しかし、そのことばかりに目を向けていると、お金の状況はなかなか改善しません。今回は、「人のせい」にする考え方が、なぜお金が貯まらない原因になるのかを考えてみましょう。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

おひとりさまのお金の貯め方・使い方、老後を自分らしく暮らすためのアドバイスをします。また、一生涯、ペットと共生するための情報、開運術をお届けします。

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「会社の給料が低いから貯金できない」「物価が高いから生活が苦しい」「制度が悪い」などの声を耳にすることがあります。

確かに、給料や物価、社会制度など、自分一人の力では変えられないことは少なくありません。しかし、そのことばかりに目を向けていると、お金の状況はなかなか改善しません。老後資金を準備するために大切なのは、「変えられないこと」を嘆くのではなく、「今の自分にできること」を1つずつ実践することです。今回は、「人のせい」にする考え方が、なぜお金が貯まらない原因になりやすいのかを考えてみましょう。

「あの人のせい」が止まらないと一生貧乏を招く!※サムネイル画像:amanaimages
「あの人のせい」が止まらないと一生貧乏を招く!※画像:amanaimages

人のせいにする人とは?

人のせいにする人とは、問題が起きたときに、自分の行動を振り返るよりも、周囲や環境に原因を求める傾向がある人です。「給料が少ないから貯金できない」「投資で損をしたのはすすめられたから」「年金だけでは暮らせない」など、全てを外部の要因に帰してしまいます。

もしかしたら、その考えにも一理あることもあるでしょう。給料が低いことも、物価が高いことも、現実です。しかし、ここで重要なのは、何かの原因を探すことばかりではありません。お金を増やすうえで大切なのは、そういった現実のなかで「自分に何ができるか」を考えることではないでしょうか。

例えば「毎月1万円でも積み立てられないか」「固定費を見直せないか」「預金をより金利の高い口座へ移せないか」など。自分でできる行動に目を向ける人ほど、お金との付き合い方が上手になっていきます。同じ給料、同じ環境であっても、この姿勢の有無でお金が貯まるかどうかは大きく変わるのです。

なんでも人のせいにすることで失う3つのもの

ここでは人のせいにする人が失うものを3つみていきましょう。この3つは、お金を貯めること以上に、人生全体に影響を与えるものです。

●人のせいにすることで失うもの1 行動する力

人のせいにしていると、「そのうち景気が良くなれば」「退職金が入ってから考えよう」と先延ばしにしてしまいがちに。結果として、資産形成のスタートが遅れてしまうのです。

お金は、待っていても増えません。金利が上がれば自動的に預金が増えるわけではなく、自分から預け先を変える行動が必要です。退職後に収入が必要であれば、自ら働く方法を探す必要があります。定年が近づいてから「何もしてこなかった」と気づいても、時間は戻ってきません。行動する力を失うことは、老後資金の形成における大きな損になるのです。

●人のせいにすることで失うもの2 考えて工夫する力

人のせいにする人は、家計簿をつけても「物価が高いから仕方ない」と考えて終わってしまいます。そこで思考が止まってしまえば、改善ポイントを見つけることはできません。

一方、「今の収入でできることは何だろう」と考える人は、異なる行動を取ります。通信費を見直したり、保険を整理したり、預金の預け先を変えたり、サブスクリプションサービスを整理したりと、小さな改善を積み重ねています。これらの工夫は誰にでもできることですが、「考えようとするか、考えないか」という習慣の差です。この習慣を失うと、限られた収入のなかで上手に選択をする力も失われていきます。

●人のせいにすることで失うもの3 人からの信頼

「誰かが何とかしてくれる」「制度が悪いから仕方ない」という姿勢は、周囲には受け身の印象を与えます。人間関係やビジネスの場では、自ら動く人のほうが信頼を勝ち取りやすいものです。

仕事やお金に関する相談や機会も、自ら動く人のほうが得られやすいもの。例えば、定年後の再雇用や副業の話も、積極的に情報を集める人のほうが耳に入ってきやすいのです。信頼を失うということは、実は経済的な機会まで失うということなのです。

小さな行動の積み重ねが老後資金の差になる

人のせいにする人と、自分でできることを考える人。その違いは、毎日の小さな行動に表れます。

例えば、預金金利を比較して預け先を見直す、固定費を削減する、退職後の働き方を早めに考える。こうした行動は、1つひとつは小さくても、10年、20年と積み重なることで大きな差になります。

一方、「給料が低いから」「物価が高いから」と現状を嘆くだけでは、家計は変わりません。老後資金を増やすために必要なのは、環境が変わるのを待つことではなく、自分で変えられることを1つずつ実践する姿勢です。

まとめ

物価や税金、社会保障制度など、自分では変えられないことは数多くあります。しかし、お金が貯まる人は、そうした現実を受け止めたうえで、「今の自分にできること」を考え、行動しています。

家計を見直す、固定費を減らす、預金の金利を比較する、NISAを活用するなど、できることはたくさんあります。「あの人のせい」「社会のせい」と考える時間を、「今日できること」を考える時間に変え、将来の資産や老後の安心につなげましょう。

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