定年・退職のお金

65歳から75歳は人生の「黄金期」。専門家が教える“不安をなくす”老後資金の使い方

定年後の楽しみとして、海外旅行や自宅のリフォームなどを計画している人は多いでしょう。こうしたライフイベント費はいつ、どのように使うのが正解なのでしょうか。経済ジャーナリストの酒井富士子さんに教えてもらいました。サムネイル画像:PIXTA

酒井 富士子

酒井 富士子

60代の得する働き方 ガイド

ファイナンシャル・プランニング技能士

経済ジャーナリスト。株式会社回遊舎 代表取締役。上智大学新聞学科卒業後、日経ホーム出版社に入社。「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに入社。「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から現職。近著に『60代の得する「働き方」ガイド』がある。

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定年後の楽しみとして、海外旅行や自宅のリフォームなどを計画している人は多いでしょう。しかし、計画なしに使っていると、後から戸惑うことになりかねません

こうしたライフイベント費はいつ、どのように使うのが正解なのか。経済ジャーナリストでAll Aboutマネーガイドの酒井富士子さんに教えてもらいました

大きな出費は「65歳まで」に済ませる

老後の生活が始まると、日々の生活費とは別に、まとまったお金が出ていくタイミングがやってきます

結婚や出産などのようなライフイベントではありませんが、代表的なのが、自宅のリフォームや、夫婦での海外旅行、車の買い替え費用などです

これらを計画している場合、トータルで1000万円程度をざっくりと読んでおくことをおすすめします

もちろん、ご家庭によって必要な額は異なりますが、ここからが大切なポイントで、こうした大きな出費は、一定の収入がある65歳までにある程度済ませておくことが大切です

まだ収入があるうちに、思い残すことなく済ませておけば、その後の老後生活の安心感がまったく違ってきますよ

罪悪感なく、お金を使うには?

「老後資金が減るのが怖くて、趣味や旅行にお金を使えない」と過度に生活を切り詰める人もいますが、気力も体力もある65歳から75歳までの10年間は、やりたいことに資金を回せる、まさに人生の「黄金期」です。この時期に我慢ばかりして過ごしてしまうのは、とてももったいないことです

65歳から75歳は人生の「黄金期」
65歳から75歳は人生の「黄金期」 ※画像:PIXTA

だからこそ、ライフイベント費は「使ってはいけない貯金(生活費や医療費・介護費の予算など)」とは完全に切り離し、あらかじめ別枠でとっておく必要があります

「これは65歳までに使うリフォームと車の予算」「これは夫婦で楽しむ旅行の予算」と最初から目的と時期を決めておけば、通帳の数字が減ることに怯える必要はありません

守るべき生活費や将来の資金は別に確保されているのですから、現役時代に頑張って貯めてきたお金を、ぜひ罪悪感なしに思いきり楽しんで使ってくださいね

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