年金が少ない人の老後の生活費はどうすればいい?

自営・自由業だから、非正規や派遣社員だから、会社員期間が短くて、年金保険料の納付期間が短くて、熟年離婚して…などで年金額が少ない人がけっこういます。40~50代の人のなかにも、将来、低年金予備軍がいそうです。まずは、ねんきん定期便やねんきんネットで、将来もらえる年金額を把握しておきましょう。

年金が少なくても、一定年齢までに老後資金の貯蓄ができればいいですが、おそらく、低年金になってしまう人のなかには貯蓄をしたくてもできない人もいるでしょう。そんな人は、定年退職や再雇用が終了してもずっと働く覚悟が必要です。生活費を稼ぐのは当然ですが、少しでも貯蓄を増やしたいからです。

 
老後の年金が少なかったらどうする?

老後の年金が少なかったらどうする?

 

年金を繰り下げて年金収入を増やす

そして、65歳から受け取れる年金を繰り下げてください。最長75歳まで繰り下げられます。65歳から1カ月遅らせるごとに年金月額が0.7%支給額は増える仕組みで、70歳まで繰り上げれば42%増、75歳なら84%増となります。もちろん、この割増は死ぬまで続くので、大きいですよ。何歳まで繰り下げるかは、本人の収入や試算状況、健康状態など、いくつかの要因で決まってきますが、少しでも繰り下げて、より年金収入を増やすことを考えるべきです。
 

持ち家ならリバースモーゲージで生活費を調達する手も!

ずっと働くつもりでいても、やがては体力・気力がつきて、働けなくなるときがやってきます。100歳になっても現役で働いている人はあまりいませんから。働けなくなったら、しばらくは貯蓄を取り崩して生活できても、貯蓄が底をついたら……アウトですね。そんなときは、持ち家の人しか使えませんが、リバースモーゲージで生活費を調達する手があります。

リバースモーゲージとは、持ち家という不動産を担保にお金を借り、持ち主の死亡後に売却してお金を返済するものです。不動産の評価額の50~80%程度まで貸付を受けられます。

リバースモーゲージを取り扱う銀行は増えています。ただ、不動産の所在地が限定されていたり、対象は戸建て住宅だけだったり、不動産の評価額が一定額以上でないと利用できないなどの条件に合わなくて使えないかもしれません。

その場合は、最寄りの社会福祉協議会へ問い合わせてみてください。公的なリバースモーゲージと言われている「不動産担保型生活資金」を利用できるかもしれません。これも対象者と物件に条件がありますが、低所得の高齢者を救済する制度なので年金が少ない人は対象になりやすいでしょう。

※All About生命保険ガイド・小川千尋さんの記事を編集部が最新情報に加筆

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