定年退職後のお出かけ先として、図書館を利用しているシニアの方も多いのではないでしょうか。冷暖房が整っており、誰でも無料で利用できる図書館は、夏場の電気代が気になる時期にも心強い存在です。
本を借りるだけでなく、新聞や雑誌を読んだり、映画を楽しんだり、地域のイベント情報を集めたりと、図書館にはさまざまな楽しみ方があります。
今回は、混雑を上手に避けながら、図書館を「第二の居場所」として快適に活用するコツをご紹介します。

快適に過ごすコツは? 人気のコーナーばかりに行かない
図書館を快適に使いこなす上で、実は真っ先に気を付けておきたいポイントがあります。それは「人と同じ行動をしない(自分なりの興味の対象を持つ)」ということです。
実際の利用者からもよく聞く話なのですが、開館と同時に多くの人が「新聞・最新雑誌コーナー」へ直行してしまうらしく。ここは最も人気が集中するエリアのため、シニアの利用者同士で「お目当ての新聞の順番待ち」や「席の確保」を巡って、気まずい雰囲気が生まれてしまうこともあるそう。
「みんなが読んでいるから」「とりあえず最新の情報を」と人と同じ行動ばかりしていると、せっかく平日の空いている時間を狙ってきても、結局その狭い空間で混雑や気疲れに遭遇してしまいます。そのような事態に巻き込まれないよう、「自分はこれが好き、これが知りたい」という自分軸の興味を持っておくことが大切です。
●あえて少し古い「縮刷版」をめくってみる
最新の新聞ではなく、過去の新聞をまとめた「縮刷版」で、自分が若かった頃の昭和の事件やニュースを読み返してみる。これは時間を忘れるほど面白い体験になります。
●「専門書コーナー」に直行する
誰もが知るベストセラーの棚ではなく、歴史、美術、民俗学、園芸など、自分の趣味を深掘りできる棚へ向かうと、静かで豊かな世界が広がっています。
●人があまり来ない「穴場の席」を定席にする
誰もが座りたがるメインフロアのソファではなく、少し奥まった「学習室」や「書庫の近くのベンチ」などを見つけておけば、混雑をかわしながら、ぜいたくな時間を独り占めできます。
新しいことを始めるためのきっかけを見つける場所
図書館の魅力は、本を読むことだけではありません。家に閉じこもりがちになるのを防ぎ、人の気配を感じながら過ごせることも大きなメリットです。さらに、館内の掲示板には、生涯学習講座や歴史講座などの地域のさまざまな活動の案内も掲示されています。「何か新しいことを始めたい」と思ったときのきっかけが見つかるかもしれません。
「第二の居場所」として通ってみよう
「今日はお金を使わずに気分転換したい」というときは、いつもの散歩コースの途中に図書館を組み込んでみましょう。
その際の利用の流れとして、例えば以下のようなプランはいかがでしょうか。
・最初は、お気に入りの穴場席で大好きな園芸の本を開く
・次に、四柱推命や占星術などの占い本をじっくり読んでみる
・午後は、デジタルコーナーでDVDを楽しむ
・帰りがけは、掲示板で新しい講座の情報を眺める
このように、周囲の混雑や人の流れに惑わされない「自分だけの時間割」に沿って利用すれば、ゆったり過ごせるはずです。冷暖房の効いた快適な空間を、「第二の居場所」として、自分らしく工夫しながらフル活用していきましょう。







