信州にも漸く春がやって来る!どんなに春が待ち遠しいか、春がやって来ると嬉しいか、「北国の春」では、佐久の南牧村出身の「いではく」氏が、小学唱歌として親しまれている「春が来た」では、北信州中野市(旧豊田村)の「高野辰之博士」が、春が来た嬉しさを伝えています。

山里に一番早く春の訪れを告げてくれるのは「福寿草」でしょうか。高原では「水芭蕉」がよく知られていて人気がありますが、「座禅草(ざぜんそう)」や「片栗(かたくり)の花」も春の訪れを告げてくれる花です。

「座禅草(ざぜんそう)」の花が咲き始めました!
今年の信州の座禅草の開花第一報は、南信州阿智村伍和の山林から届きました。例年より20日ほど遅い開花でした(信濃毎日新聞・06/03/02news

座禅草(ざぜんそう)ってどんな花?

その姿が座禅を組んだダルマに似ていることから座禅草と云う。一般に花と呼ばれているのは紫黒色の仏焔苞であり花はその中に被われてます。
座禅草ってどんな花なのでしょうか。
右の写真が、座禅草(坐禅草とも書く)の花なのですが、見たことがありますか?

この座禅草。僧侶が袈裟をかぶって坐禅をくんでいる姿に似ていることからというのがその由来とか。よく見るとそう思えてくるから不思議です。

茶色の衣だから一見地味ですが、そんじょそこらでは見られません。やはり自生しているところを探して、花が咲いている時期を選んで足を運ばないと見られません。

滅多にお目にかかれないので、憧れに近い感情を抱いていたのですが、 白馬村飯森の『白馬ざぜんそう園』で群生している姿を見たときには感激してしまいました。

座禅草の不思議その一!座禅草は群れて咲く花

雪の残るはんのき林の湿地帯に群生するざぜん草。花があちこちを向いていいます
初めてみる「ざぜん草」、遠くから見れば、タマネギみたい。「白馬ざぜん草園」と名付けられたざぜん草の群生地では、雪解けの林の中あちこちに群れて咲いていました。

水芭蕉と違って先が丸まっているし、がくの色も白でなく紫色です。 それに、花が太陽の向かって同じ方向に咲くといえばそうでもなく、花の向きは点でばらばら。なんとも不思議な花でした。



座禅草の不思議その二!発熱し雪を溶かして咲く花

雪を溶かして顔をのぞかせいる座禅草
この座禅草、花を咲かせる際に30度近くの温度まで発熱し、雪を溶かして顔をのぞかせる花を咲かせるのだそうです。まるで春になるのが待ちきれなかったみたい。春を待って耐えているのは植物も同じですよね。

座禅草はサトイモ科ザゼンソウ属の植物

座禅草はサトイモ科
それに、「ざぜん草」は、「水芭蕉」と同じサトイモ科の植物なので、成長すると、葉の直径が60cmにもなり、繁茂するので、早春見た花のイメージと変わってしまいます。

座禅草(ざぜんそう)は、本州中部から北の地方の谷間の陰地に生える一見無茎の多年生草本で、花言葉は「沈黙の愛」 なのだそうです。


・制作:03/03/22・更新:06/03/12(平成18年版)