高山植物の女王 こまくさ!
阿智村コマクサ高山植物園湯の丸高原(見晴岳・三方ヶ峰)
見頃を迎えています。

一度は見たいとあこがれの花となっていた「コマクサ」にはじめて遇えたのは、99年夏、志賀高原散策したおり、東舘山高山植物園を訪れた時のことであった。

砂礫に小さくて可憐なピンクの花をつけて咲いているのを見つけた時は感激!もうあきらめていたのでなおさらの感激であった。ここのコマクサは、自生のものでなく植栽したものであり、時期も多少遅かったので茎が長く立っていたが、それでも見られて嬉しかった。

中央アルプス木曽駒ヶ岳では、最近植栽による再生が試みられ、約百平方メートルの群落に自生するようになったというニュースがあったが、私が中学の学校登山で登った頃には、今のような高山植物自生地の保護が行き届いていなかったせいもあって、その美しさ故、乱獲され消滅していたのである。

コマクサの自生地は、こんなところでよく育つものだと思うほど、高山の砂礫地に根をはって自生する。

花の百名山に選ばれている白馬岳や八ヶ岳のコマクサの群生地はそんなところだ。草津白根山のように一時は、乱獲で絶滅が心配されたコマクサの自生地が、植栽による再生や、保護が行き届いて、今では関東一の規模を誇る群生地として復活しているところもある。

そんな高い山に登らないと見られなかったコマクサであるが、歩いて行かなくても植栽に依って見られるところが増えてきた。

阿智村智里のコマクサ高山植物園もそんな場所の一つだ。ここでは千株もの規模のコマクサがあるが、第一回ながの「山と花」フェスタで屋内展示されたものを、移植し、無事根付いたコマクサなのである。

このフェスタは、2001年5月に長野オリンピック記念アリーナエムウェーブで開催されたのだが、300種という数の山野草と共にバイオの技術によって育てられ、屋内展示されたものなのである。

移植された場所は、スキー場のあるところだから、車とゴンドラを乗り継いで行けるので、老いも若きも、体力や登山の心得が無くても、コマクサの群生がみられる貴重なところとなって、年々花を楽しむ客が増えているという。

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・制作:03/07/02
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