これから迎える夏。猛暑が予想されていますが、「エアコン代が気になる」「昼間1人で家にいて、なんとなく気分が沈む」「やることがない……」などと感じるシニアの方もいるのではないでしょうか。
そんなときに知っておきたいのが、「クーリングシェルター」の存在。誰でも無料で利用でき、熱中症予防のために涼しく過ごせる場所として注目されています。
今回は、クーリングシェルターの探し方と使い方についてご紹介します。

クーリングシェルターとは?
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設/クールシェアスポット)とは、猛烈な暑さから身を守るために、市区町村が指定する「誰でも無料で利用できる涼しい場所」のことです。2024年に改正気候変動適応法が施行され、各自治体で指定が進んでいます。
冷房が効いた公共施設や民間施設が対象となっており、熱中症特別警戒アラート発表時を中心に利用できます。
「エアコン代が気になる」「昼間1人で家にいると気分が沈みがち」という方にとっては、暑さをしのぎながら電気代の節約にもつながる心強い存在といえるでしょう。
近所のクーリングシェルターを探す方法
クーリングシェルターは、「○○市 クーリングシェルター」と検索したり、お住まいの自治体のホームページで確認したりできます。また、市区町村の広報誌や役所の窓口で案内していることもあります。
具体例として、東京都内の自治体を見てみましょう。
●東京都大田区のクーリングシェルター(86カ所・2026年6月時点)
大田区役所本庁舎をはじめ、特別出張所、シニアステーション、老人いこいの家、文化センター、図書館などが指定されています。
●東京都杉並区のクーリングシェルター(117カ所・2026年6月時点)
区役所や地域区民センター、図書館、郷土博物館分館などの公共施設に加え、トモズやグラム薬局、ナチュラルローソン クオール薬局などの民間施設も対象となっています。
東京都内の一覧は、東京都熱中症対策ポータルで確認できます。
全国の主なクーリングシェルターには、
・図書館
・公民館
・地域交流センター
・市役所や区役所
・イオンなどの商業施設
・薬局
・ホームセンター
・ガソリンスタンド
などがあります。
民間施設は普段の生活圏にあることも多いため、散歩コースや買い物コースの途中で利用しやすいのが特徴です。
「今日は暑いから図書館で少し休もう」「買い物ついでに涼んで帰ろう」といった使い方ができます。
まとめ
クーリングシェルターは熱中症対策のための施設ですが、見方を変えれば、シニア世代にとって夏の「無料の居場所」にもなります。
電気代を抑えながら涼しく過ごせるだけでなく、図書館や公民館などを利用することで、本を読んだり、講座や地域活動の情報に触れたりするきっかけにもなるでしょう。
地域にあるクーリングシェルターを上手に活用しながら、涼しく、そして人や社会とのつながりを感じつつ夏を過ごしましょう。







