小学校受験/小学校受験学校情報

「考える力=書く力」を育てる学校(2ページ目)

考える力は「書く」力を養う教育から生まれる。それを実践している私立学校が多数ある。志望校選択のためのポイントとして注目したい。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

江戸川学園取手中学・高校 「心の教育」

江戸川取手高校と言えば、高校野球で開校3年目にして甲子園出場を果たし、スポーツで有名になった学校だ。その後偏差値もぐんぐん上がり、今では難関校の仲間入りをしている。

江戸川取手中学・高校の「心の教育」は有名だ。道徳という位置づけではあるが、単なる道徳教育に留まらないところがすごいところ。よくある道徳の副読本を生徒に読ませて、話し合いをして終わりというようなスタイルではない。

先生がテーマを持ち「講話」即ちプレゼンテーションを行う。そのため先生もきっちり準備をして臨む。生徒も先生の「講話」を単に聞き流すのではなく、内容について、どう受けとめどう感じたかを書いて提出する。それが毎週あるのだ。

このスタイルにより、先生の話を集中して聴く態度を養い、同時にテーマについて考えていく習慣を身につけさせる。こうして考える力と書く力の両方を養成していると言えるだろう。

卒業論文を導入している学校

論文
卒業論文を導入する学校も多数ある
卒業論文やそれに準じる制度を導入している私立中学・高校は多い。その目的は大学の小論文入試への対応のためではない。その先の社会に出てから必要な素養と考えているからだ。実施校の例を挙げると、麻布学園、晃華学園、共立女子、聖光学院、洗足学園、東京女子学院など。探せばまだまだ他にもあるだろう。

こうした学校では入試説明会などの折に展示された論文集を目にすることができるし、あるいは図書室の書架に置いてあるので手に取ることができる。ガイドもある学校の図書室で読むことができた。読者の皆さんも機会があれば、こうした論文集にぜひ目を通して欲しい。作文をただ集めただけの文集ではなく、推敲を重ねて製本された論文は内容が濃いものに仕上がっている。

これらの取り組みも私立中高一貫校の特色のひとつだ。これからはますます「書く力」が社会人として必要なスキル(技術)となっていく。そのスキルを磨くために志望校がどんな取り組みをしているか、学校見学の注目すべきひとつのポイントとしてとらえておきたいものだ。

■関連記事
中学受験に役立つ入試問題・勉強法リンク
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます