お受験は父親が決め手

講演会の様子
お受験は父親で合否が決まると言っても過言ではない
先月記事で小学校受験に関する講演会をいくつか取り上げた(文末関連記事参照)。それとは別にタンポポ会が開いた父親向け講演会で、講師から「幼稚園受験・小学校受験は父親で決まります」という話しがあった。また講演会後にお話しをうかがった山口先生も同じことをおっしゃっていた。その真意はどういうことなのだろうか。

他の受験関係者と懇談していて出た話はこうだ。複数の学校関係者が次のように言っている。「最近の(幼稚園受験・小学校)受験生は幼児教室で訓練を積んできている。そこで親を見ようと思っても母親は一所懸命なのでなかなかほころびを見せない。そこで父親をつつくと容易に普段の生活が透けて見える」と。

その結果父親で落とされるケースが増えているとのこと。この話を聞いてなるほどと思った。父親も一緒になって受験に臨む家庭が増えてきたとは言え、母親に引きずられて仕方なく面接に出てくる家庭もまだまだ多い。

すると父親の人間観や教育観が素のまま表れてしまうのだ。もちろん模擬面接などの準備をしてやってくるので、一通りの質問では素顔を見せることはない。しかしながら、最初の質問に畳みかけるよう二の矢三の矢と質問を浴びせれば、うわべだけ取り繕っていた化けの皮は剥がれてしまう。

例えばこんな質問だ。

■例1
面接官から子どもに:「お休みの日にお父さまと何をして遊びましたか?」
子ども:「動物園へ行きました」
面接官:「どんな動物がいましたか?」
子ども:「ライオンがいました」
面接官:「ライオンはどんなようすでしたか?」
子ども:「寝ていました」
面接官:「その時、お父さまは何とおっしゃいましたか?」

実は父親は休日はゴルフ三昧なので、前もって子どもに「休みには家族で動物園へ行ったと言うんだよ」と言い聞かせていた。

■例2
面接官から子どもに:「お子さんの良いところを5つ挙げて下さい」
父親:「素直なところと、元気なところと、優しいところと、えーっと…」
面接官:「ではどんな時にそれを感じましたか?」

5つと言われると実際に触れ合っていないと難しいもの。その上具体的なエピソードを話すためには作り話では難しい。二の矢三の矢質問では「それを見て~はなんと言いましたか?」「その時お父さまはどうされましたか?」など具体的な言動を問われることが多いのだ。

入試が11月だからと夏頃まで放っておいて、急に父親を受験に向かわせようとしても間に合わない。今から子どもにとって「良き父親」、になってもらわなくてはならない。

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