早川雅也 氏 |
▼ 試験結果は数分でウェブ上で確認
通常は数分後に結果が出ます。ただし、仮に短時間に数百人、数千人の方が PhonePass を受験するようなことがあると、採点に時間がかかります。最長24時間です。現在の受験状況から考えますと、1時間以上も結果が出ないということは、まずありません。もし、出ないときはシステム上のトラブルが生じていることが考えられます。
受験者の試験問題が同じになるということはないんですね?
▼ テスト問題は受験者によってさまざま
コンピューターの中に入っている膨大な数の問題が無作為に選ばれて作成されますので、テスト内容が他の人と一緒になるということは全くと言っていいほど、ありません。それでいて、テスト内容の難易度には差が出ないように工夫されています。
日本人の平均点はどのくらいなんでしょう?
▼ 日本人の平均点は現時点 38 点くらい
現在のところ、38点くらいと聞いています。世界中で英語を母国語としない人々を対象にテストを行っているので、各国々の平均点も知りたいところですが、開発元がデータの取りまとめを現時点ではしておりません。もともと、平均点を出し、他人と比較したがるのは、日本人独特の考え方なのかもしれません。むしろ世界では、どうして平均点なんてものが必要あるの?という反応もあるくらいですから。
▼ ガイド川本も受けてみました 客観的で信頼おけるテスト
実際にテストを受験してみましたが、非常におもしろかったです。とっさのときの会話能力がどのくらいあるかの判断材料にはもってこいのテストです。問題そのものに、そんなに高度な専門用語や難しい話題は含まれていません。ごく一般的な日常会話がどの程度聞き取れ、話せるかが試される試験です。
非常に客観的で信頼のおけるテストだと説明してくださった、浜地顧問。英検の面接試験監の方の話によると、相手が目の前にいると、どうしてもその人の着ている洋服であったり、身振り手振り、顔の表情など、主観的なものまで入ってきてしまうそうです。
▼ 代理の者が受験したら、パートE から足が付く
電話ですから、相手が本当に受験をしている本人であるかどうかの認証をとることは難しいですよね。ということは、本人以外がテストを受けることができてしまうということ?と、思いがちですが、まったくうまくできています。
最後の自由回答の部分は録音されて保存されますから、ここから本人が受験したかどうかは、あとでわかってしまいますね。
▼ 日本の大手企業ではすでに採用
すでに日本でも数社の大手企業は新入社員の英語レベルチェックや採用の段階で PhonePass を導入しているようです。早稲田大学商学部では、授業の中に履修条件として組み込まれていて、PhonePass を受験しないと単位がもらえないそうです。さらに、PhonePass のスコアが成績の一部に反映されるらしいです。韓国では、2002年FIFAワールドカップでイベントボランティアの口頭英語運用能力の評価に採用しました。
PhonePass は相手が見えませんし、コンピューターが採点をくだすので、個人的な感情は一切入りません。しかも、聞き返しができないし、時間内に答えないと次の質問がやってきてしまいますので、本当の意味でのとっさの会話力が問われてくるのです。
え?私のテストスコアですか?そっ、それはぁ~、どうぞ個人的にメールをくださいませ。(ニコッ!)
テストを受けてみたい方はこちらへどうぞ ⇒ 企業・団体の方はトムソン ラーニングへ直接お問い合わせください。 電話: 03-3511-4422 |
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