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Q.「芍薬」を贈りたいのですが、“怖い花言葉”もあるって本当ですか?贈ってはダメな色はありますか?

初夏に咲く「芍薬(シャクヤク)」。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざもあるほど魅力的な花です。花言葉は色ごとに異なるものですが、紫色の芍薬は少し怖いエピソードが由来になっています。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

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「芍薬(シャクヤク)」は美人を形容するほど魅力的な花

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人を形容することわざもあるほど魅力的な芍薬(シャクヤク)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人を形容することわざもあるほど魅力的な芍薬(シャクヤク)

初夏を彩る「芍薬(シャクヤク)」。その姿から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざもあるように、美人を形容するほど魅力的な花です。

そんな芍薬を彼女にプレゼントしたいけど、花言葉が気になって贈っていいか悩んでいるというご質問にお答えします。
 

Q. 芍薬の花言葉が気になり、彼女に贈るのを迷っています

【質問】
美しい女性のことをたとえた「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という有名なことわざもあるため、彼女に芍薬の花をプレゼントしたら喜ぶかなと思っています。ただ、花言葉を気にする女性も多いと聞くので、贈っても大丈夫なのか心配です。

【回答】
芍薬は、初夏を代表する花のひとつです。美しい女性を形容する花としても有名な芍薬は、あでやかな大輪の花と芳醇な香りがじつに魅力的で高い人気を誇っています。
 
贈られたらきっと彼女も喜ばれると思いますが、確かに花言葉を気にされる方は少なくありません。芍薬の色ごとの花言葉をご紹介した上でアドバイスいたします。
 

意外? 芍薬(シャクヤク)の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」

芍薬(シャクヤク)の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」

芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」

芍薬の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」です。
 

とても豪華な芍薬の花言葉としては意外ですが、由来にはこのような説があります。
  • 芍薬は夜になると花びらを閉じる習性があるから
  • はにかみ屋の妖精が恥ずかしがって芍薬の花びらに隠れたところ、妖精と同じように芍薬の花も赤らんだというイギリスの民話から
  • 英語の「Blush like peony(シャクヤクのように顔を赤らめる)」という慣用句から

紫色には少し怖いエピソードが!? 芍薬(シャクヤク)の色別花言葉

紫色の芍薬の花言葉には、少し怖いエピソードが!?

紫色の芍薬の花言葉には、少し怖いエピソードが!?

  • ピンク色の芍薬の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」「生まれながらの素質」
    芍薬を代表する色。可憐で優しいイメージのピンク色。薄いピンクから濃い目の色まであり、花束やウェディングブーケとしてもよく使われています。
  • 白色の芍薬の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」「満ち足りた心」「幸せな結婚」
    白い色は、純真、無垢、清楚というイメージがあるため、ウェディングブーケとしても人気があります。
  • 赤い色の芍薬の花言葉:「威厳」「誠実」「はにかみ」
    赤い色は上品でいて大胆なイメージなので、華やかでエレガントな方への贈り物に向くとされています。
  • 紫色の芍薬の花言葉:「怒り」「憤怒」
    紫色の芍薬の花言葉が少し怖いのは、「美しいピオニーとゼウスの子アポロンが恋に落ち、仲がよい2人の様子を美の女神アフロディーテに見られてしまった。見られた際に恥じらったピオニーがとても美しかったため、その姿に嫉妬したアフロディーテがピオニーを花に変えてしまった」というギリシャ神話に由来するそう。人を嫉妬させ怒らせるほど美しいということです。

本当に紫は贈ってはダメな色? 芍薬(シャクヤク)を贈るときの色選び

紫色の芍薬の花言葉は「怒り」

紫色の芍薬の花言葉は「怒り」

芍薬はとても魅力的な花です。その花を贈りたいという気持ちを、まずは大事にしてください。「素敵で魅力的な花なので、あなたに贈りたくて」と聞いて、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。
 
花の色を選ぶ際は、相手の好きな色を選ぶ、相手の雰囲気やイメージに合わせて選ぶ、贈りたいと思った色を選ぶ、花言葉から選ぶ、お店の方にお任せする、といった方法があります。
 
受け取る側は、花を贈ってくれたこと、花束やアレンジメントの全体の印象に感情が動くはず。花言葉は二次的なものかと思います。
 
芍薬の花言葉で気になるのは、紫色の「怒り」「憤怒」でしょうか。「怒り」という花言葉だけをみれば誤解されるかもしれませんが、「人を嫉妬させ怒らせてしまうほど美しくて魅力的だから、花言葉が怒りになった」ことを伝えれば、へんに誤解されることはないでしょう。相手が花言葉を気にしそうな方なら、そんな話を添えてもいいと思います。もともと花言葉をすごく気にする相手なら、紫を避けてほかの色をお選びになると安心でしょう。
 
いずれにしても、芍薬の花を贈りたいという気持ちにまさるものはないと思いますので、素敵なプレゼントになるはずです。
 
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