防犯

“密室”の電車内で相次ぐ「通り魔」事件から身を守る!今すぐ、誰にでもできる6つの「防犯対策」(4ページ目)

相次いだ電車内「無差別」刺傷事件。遭遇したら命に関わるかもしれない犯行から各人が身を守るために知っておきたいヒントを、危機管理のスペシャリストがお伝えします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

今すぐできる防犯対策6. 自己防衛のために

自分の安全を考えると、服装や持ち物もおのずと変わってくるでしょう。

ハイヒールや厚底、サンダルなど走りにくい靴は、スニーカーなどに比べると避難時に後れを取りそうです。スカートよりはパンツスタイルが走りやすく窓からの脱出もしやすいでしょう。バッグは落とさないように、また両手が使えるようにリュックサックやボディバッグ、サコッシュ等が望ましいでしょう。ブリーフケースなどのカバンを盾にする、投げつける、なども意識しておくといいかもしれません。その際、カバンの中に雑誌や本を一冊でも入れておくと強度が上がります。スマホを守りたいなら「ネックストラップ」をためらう必要はありません。
 
ロングヘアやポニーテールは不審者に引っ張られたりどこかに引っかかったりして不利になるかもしれません。一般の人が防犯目的でヘルメットや防災頭巾を持って電車に乗ることはないでしょうが、フード付きの衣服(パーカーやコート等)ならすぐにフードをかぶる、折りたためる帽子のほかマフラーやストール、カーディガンの一枚でもあれば、ぐるりと巻いて頭部や頭髪、顔などを守ることができ、何もないよりは防御の足しになるでしょう。



いったん家を出たなら、どこで、いつ、誰から襲撃を受けるか、どんな災害に見舞われるかわかりません。特急や急行ではなく各駅停車の普通電車内かもしれない、駅構内かもしれない、あるいは駅からの帰宅経路か、朝の出勤時だってありえるかも、休日のイベント先だってわからない……。「どこであろうと自分が”通り魔犯行“に遭うとしたら自分がいる場所。その時、自分を助けるのはまず自分」と自覚することが自分の身を守る第一歩です。


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