食事ダイエット/最新の食事ダイエット方法

ダイエットの新常識!? かまいけ式食事術(2ページ目)

肥満になるのは人間と人間に飼われたペットだけ。その理由はもしかしたら、私たちの食生活が根本的に間違っているからかもしれません……。

執筆者:河口 哲也

ランナー
人間の主なエネルギー源は糖か? 脂肪か?
また、ヒト(動物)として人間を見ると糖質は主食の要件を全く満たしていないとも。例えば人間が肝臓などに貯蔵している糖質(グリコーゲン)は1000キロカロリーに満たない量、すなわち1日分の消費エネルギーすら満たせません。このような物質が主たるエネルギー源であるはずがないというのです。

そこで「大脳は糖しかエネルギー源にしないので、糖は必ず摂らないといけないと主張する先生もいらっしゃいますが?」と私が尋ねたところ「大脳のエネルギー源は糖でなく、脂質由来のケトン体である」との返答をいただきました。

この点も、何故人間の脳は絶食時に(糖が少なくなると)脂質から作られるケトン体を使い始めるのか不思議だった私にとって、もともとケトン体が脳の栄養源であると考えると納得がいく点が多くあります。

その他の問題

さらに、糖質摂取に関しても、糖質がエネルギー源として使われることにより活性酸素類が発生し、老化を促進することも問題であると釜池氏は指摘します。

「そもそも糖質が必要なのは大きなパワーを必要とするときです。例えば動物で言えば、獲物を獲得するために全力疾走する時、または敵から逃げるとき、さらにはメスをめぐってオス同志が戦う時などの非常時。このような時は脂質をエネルギー源にするより糖質をエネルギー源にする方が有利ではありますが、同時に活性酸素を発生させて老化を促進するというリスクを背負うことになります(釜池氏)。」


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