「先生のお話は、私の常識からすると非常識ですが、私の常識では解決できないいくつかの問題に明快な答を与えてくれます。もしかして、私の常識が歪んでいるのでしょうか…?」

「あなたの常識がどのようなものかは分かりませんが、一般的に言われている"正しい食事法"には間違いが多いのは事実です」

釜池先生
トライアスロンの競技者としての経験も豊富な釜池先生
そう言うのは、医療法人アクアクリニック理事長で医師の釜池豊秋氏。アクアクリニックでは食事療法として理事長自ら考案した食事法「かまいけ式食事術」を指導し、糖尿病・肥満・高脂血症などのいわゆる生活習慣病を劇的に改善しているとのことです。

そこで、かまいけ式食事術なるものについて、釜池氏ご本人にお話をお伺いしました。


かまいけ式食事術その一、糖質の摂取をやめよ

「人間の主食が糖質(炭水化物)であるのは私(ダイエットガイド)の常識です。しかし、一方で糖質には必ず摂取しなければ生きていけないという必須性がない。また、糖尿病のように人間の体は糖質のコントロールに大変手こずっています。さらに言えば、肥満の原因として糖質の過剰な摂取ははずせません。その点、かまいけ式食事術は聞いていて心にモヤモヤが残りませんねぇ」と私が評するかまいけ式食事術の基本は無糖食。糖質の摂取は極力避けるというものです。

その理由は、ヒト(動物)としての主食(主なエネルギー源)は、糖質ではなく脂質(脂肪)であるからだと釜池氏は言います。

第一にヒトは進化の過程で糖質を大量に摂取してきたとは考えられないこと。猿人類から現代のヒトへと進化を始めた400万年前、ヒトはアフリカの草原地帯で主に肉食動物の食べ残しを食べていたという説があります。つまり、骨、正確に言えば骨の中の骨髄を主食にしていたのです。火を使うようになり肉も食べるようになりましたが、それでも糖質を主食にしてきた形跡はないとのこと。


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