「痩せすぎ」へのあこがれは、本当にあなた自身の価値観?
女性の共同体意識が「痩せすぎ」の理想を加速させている
若い女性は「少女共同体」とでも言うべく、同性同世代間で情報の共有をしており、いったんその集団で何かの価値観が形成されると、同年代のほとんどの女性がその価値観に飛びつきます。そして、その価値観の中で、「他のメンバーより上位に」といった競争が起こっています。共同体のメンバーのほとんどが流行に敏感で、すぐにそれに飛びつき、また、自分がその中で優越感をもちたいと思っているということです。
ダイエットについていうと、その集団で平均値以上のスリムさが美の象徴となると、みんながそのスリムさ=「キレイ」と認識し、追い求めるようになります。そしてその集団に競争意識が強い人が多ければ多いほど、「よりスリムに」という傾向が加速してしまうのです。
つまり、ダイエットに励む女性の多くは、自分自身の考えではなく、外部から与えられる流動的な情報にたよって定義されている「キレイ」を追求していることが多いといえます。
しかし、そのように共同体の「キレイ」を追求していくことは、あなたを幸せにするのでしょうか?
私は大人の女性に対し、「共同体の価値観」から脱出し、自分独自の「キレイ」を見つけることをおすすめしています。
次のページでは、「本当のキレイ」とはどういうものなのかについて考えていきます。 |