Googleスプレッドシートには、ちょっとした図形を描く機能も用意されています。ただし、「使いづらい」「Excelのようにできない」という声もあるようです。

今回は、Googleスプレッドシートの作図機能の特徴と使い方のコツをまとめてみました。
 

Googleスプレッドシートの作図機能の特徴

Googleスプレッドシートの作図機能を使えば、次のような図を簡単に作ることができます。
Googleスプレッドシートの作図機能で作成した図の例

Googleスプレッドシートの作図機能で作成した図の例

ところが、ネット上を見ると「使いづらい」「うまくいかない」という声が少なくないようです。特にExcelに慣れていると、戸惑うことが多いみたいです。

結論から書くと「作図に関しては、ExcelとGoogleスプレッドシートでは考え方が違う」のだと思います。Excelは表計算機能と作図機能が融合し、データを入力した表のそばに、図形をいきなり描画して編集ができます。

一方のGoogleスプレッドシートは、図形は専用のツールで作成・編集します。また、挿入された図形が「ビットマップデータ」になるという特徴もあります。ビットマップデータというのは、拡大するとギザギザが目立つデータのことです。

実際の操作を通じて、この特徴を確認してみましょう。

▼[挿入]の[図形描画]を選択します。
[挿入]の[図形描画]を選択します。

[挿入]の[図形描画]を選択


▼図形描画のウィンドウが表示されて、作図できる状態になります。メニューから矢印を選択して、矢印を描きました。作成したら、右上の[保存して終了]をクリックします。
図形描画のウィンドウが表示されて、作図できる状態になります。メニューから矢印を選択して、矢印を描きました。作成したら、右上の[保存して終了]をクリックします。

作成したら、右上の[保存して終了]をクリック


▼Googleスプレッドシートに矢印が挿入されました。
Googleスプレッドシートに矢印が挿入されました。

矢印が挿入された


▼矢印を選択し、周囲の■マークをドラッグして拡大すると、こんな感じになります。ギザギザが目立って、とてもきれいとはいえませんね。
矢印を選択し、周囲の■マークをドラッグして拡大すると、こんな感じになります。ギザギザが目立つ手とてもきれいとはいえませんね。

ギザギザが目立つ

また、挿入された図は、シート上でコピーすることもできません。移動したり変形したりすることは可能ですが、シート上でできることはとても限られています。

このあたりは、Excelに慣れていると、かなりストレスになると思います。表計算機能はExcelにも引けを取らないのですが、作図機能については「同じようにはできない」と思ったほうがよいと思います。
 

作図機能を活用するポイントは?

挿入した図を編集するには、図をダブルクリックします。すると、再び図形描画のウィンドウが表示されて、編集できる状態になります。この状態であれば、かなりいろいろなことが可能です。

たとえば、四角形を描き、矢印でつないでフローチャートのような図を作るのも簡単にできます。次のように、矢印を描くときは接続点も表示されるので、上下左右の揃ったきれいな図を作れます。

▼図形描画のウィンドウでは、四角形を矢印でつないでフローチャートを簡単に作成することも可能です。
図形描画のウィンドウでは、四角形を矢印でつないでフローチャートを簡単に作成することも可能です。

四角形を矢印でつないでフローチャートを作成

また、[操作]の[ワードアート]で文字を変形したり、[テキストボックス]ボタンで文字の入ったボックスを作ったりすることも可能です。

以上から、Googleスプレッドシートで作図するときのポイントは、シート上での作業は最小限にとどめ、図形描画ウィンドウで図形を完成させることだといえます。まとめると次のような感じでしょうか。

・図形描画のウィンドウで図形を完成させる。
・シートに挿入したあとは、位置の移動くらいにとどめる。サイズを変更すると汚くなる可能性がある。

なお、補足になりますが、[ファイル]-[新規作成]-[図形描画]を選択すると、図形描画ツールを単体で起動して作図できます。Googleスプレッドシートの作図機能は、このツールを内部から呼び出してユーザーに作図してもらい、結果を貼り付けているのが基本的な仕組みになります。

▼[ファイル]-[新規作成]-[図形描画]を選択します。
[ファイル]-[新規作成]-[図形描画]を選択します。

[ファイル]-[新規作成]-[図形描画]を選択


▼図形描画ツールが単体のツールとして起動します。
図形描画ツールが単体のツールとして起動します。

図形描画ツールを起動

いずれにしても、Googleスプレッドシートの作図機能については、その特徴と限界を把握した上で使うことがポイントだと思います。確かにExcelほど高機能とはいえませんが、ちょっとした作図には十分な機能を持っていますので、うまく活用しましょう。

 

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