LAN・無線LAN・Wi-Fi

Windows 10でBluetoothデバイスをペアリング(接続)する方法

コンピュータを使っているとBluetoothで接続したい機器が増えてくる。ここでは、Windows 10でBluetoothデバイスをペアリング(接続)する方法と接続できないときの対処法を述べよう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

PC(パソコン)を使っていると、Bluetoothで接続したい機器が増えてくる。本記事では、Windows 10でBluetoothデバイスをペアリング(接続)する方法と接続できないときの対処法を解説する。

<目次>
Bluetooth(ブルートゥース)とは
PCに新規デバイスをBluetoothで接続(ペアリング)する方法
Bluetooth接続できないときの対応方法
Bluetoothの便利なオン/オフ切替方法
 

Bluetooth(ブルートゥース)とは

Bluetoothとは、数mといった近距離で小規模なデータをやり取りするための無線通信技術だ。Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を利用しているが、主に1つの機器を近距離にあるもう1つの対応機器につなぐものである。

例えば、マウス、キーボード、ワイヤレスイヤフォンといった機器とPCを接続する際にBluetoothを使用する。通信速度はWi-Fiほど速くないが、消費電力が少ないので電池でも長期間利用できる。
bluetooth

Bluetooth対応のキーボードとイアフォン。イアフォンで音楽を聴くと結構良い音がする。「Bluetoothだと音が悪い」というのは過去のイメージ

PCに新規デバイスをBluetoothで接続(ペアリング)する方法

買ってきたばかりのBluetooth対応機器をPCに接続(ペアリング)する手順は以下の通りだ。詳しい説明は、写真のキャプションを参照してほしい。

1. PCがBluetoothに対応しているかを確認する
最近の市販PCならほとんどがBluetoothに対応しているが、一応チェックしておこう。

・Windowsのスタートボタンを右クリック
スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択する。

                   Windowsのスタートボタンを右クリックして
                   「デバイスマネージャー」を選択する

 ・「デバイスマネージャー」にBluetoothの表示があるか確認する
bluetooth

一覧に「Bluetooth」と表示があれば、対応している

自作PCなどでBluetoothに対応していない場合は、以下のような製品を購入してUSBに設置する。規格は、Bluetooth 5.xとBluetooth 4.xがあるが、4.x対応の製品が無難だ。

Bluetooth 5.xになると電波が届く範囲が広がり、通信速度も上がる。しかし、普通の機器ではそこまで必要としない。ゲーム対応など、どうしても速度が重要な場合には、評判をよく調べてから購入しよう。
現在でも4.x規格の製品が主流になっている。安定しているので、無理して5.xを購入する必要はない。

現在でも4.x規格の製品が主流になっている。安定しているので、無理して5.xを購入する必要はない

2. Bluetoothの設定画面を表示する
bluetooth

「スタート」ボタン→「設定」でコントロールパネルを表示し「デバイス Bluetooth、プリンタ、マウス」を選択する

3. Bluetoothを有効にする
bluetooth

「Bluetoothとその他のデバイス」を選択し、Bluetoothをオンにする。もちろん既にオンになっていれば、そのままにする

4. Bluetooth接続する機器を待機状態にする
bluetooth

Bluetooth対応の機器を待機状態にする。本例(ワイヤレスイヤフォン)の場合は、中央のボタンを8秒ほど長押し。8秒より短いと電源オンのみになり、新規の接続はできない

5. 新しいデバイスをPCに追加する
bluetooth

まずは「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」を選択

bluetooth

追加するデバイスの種類を指定する。これで接続可能な機器の検索が始まる

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しばらくすると接続先の機器名が表示されるのでクリックする。本例は、ワイヤレスイアフォン。これで接続する

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器機によっては、PIN(番号)を入力するように表示される。本例の場合は、Bluetooth対応のキーボード。キーボードの数字キーでPIN番号を入力してからEnterキーを押す。これで接続する

6. 接続を確認する
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接続済みのメッセージが表示されるので「完了」ボタンを押す

Bluetooth接続できないときの対応方法

一度登録してしまえば、通常は機器の電源を入れるとPCに自動的に接続する。しかし、何らかの原因で接続できないこともある。以下にその対処法を挙げる。

・機器によっては、接続先をクリックすると「接続」ボタンが表示される。器機を接続待機状態にしてから「接続」ボタンを押す。
bluetooth

上記の「ぺアリング済み」という表記は、設定が完了していることを示している。この状態で器機の電源を入れても接続しないときは待機状態にしてから「接続」ボタンを押す

・一旦Bluetoothの設定を「デバイスの削除」ボタンで設定を削除してから、再度新しくデバイスを追加する。
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設定を削除して、最初からやり直す

・製品添付のドライバがあるのにWindows 10標準のドライバを利用している場合は、それを削除してから、製品添付のドライバをインストールする。
bluetooth

ドライバの削除方法は、スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャ」を選択。そして、Bluetoothを展開し右クリックしてドライバをアンインストールする

Bluetoothの便利なオン/オフ切替方法

アクションセンターを使うと、Bluetoothを簡単にオン/オフできる。アクションセンターは、Windowsのタスクバーの日付と時刻の右側の吹き出し状のアイコンをクリックすると表示される。ここに表示されるアイコンをクリックすることでBluetoothのオン/オフ切替ができる。
設定

アクションセンターの活用

なお、Bluetoothの機能がないPCには、アクションセンターにBluetoothのアイコンがない。よって、PCにBluetoothの機能があるかどうかのチェックにも使える。
 

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