プリンタを無線LANでつなごう

プリンタを使って印刷するとき、パソコンをいちいちプリンタにつなぐのは面倒です。無線LAN機能を内蔵したプリンタなら、無線LANを使って、どこからでもプリントできるようになります。ケーブルをつなぐ必要もないので、とても快適に利用できます。

今回は無線LAN対応プリンタを無線LANにつなぐ方法や使い勝手について解説します。

なお、無線LANに対応していないプリンタを使っている場合でも、無線LAN親機によっては無線LANで使うことができるようになります。詳しくは「無線LAN非対応のプリンタを無線LANで使うには」を参照してください。


無線LAN対応プリンタのメリット

自由なレイアウトが可能

ケーブルは電源コードだけ。自由なレイアウトで利用できる

まず、無線LAN対応のプリンタを利用するメリットを挙げましょう。

■離れたところから印刷できる
電波の届くところであれば、どこからでも印刷ができます。リビングに置いたプリンタを隣室の書斎はもちろん、2階の部屋からでも利用できます。ケーブルのないすっきりとした環境で、どこからでも印刷ができます。

問題は、電源のOn/Offを自動で行うことができるかどうかでしょう。電源の完全なOn/Offは難しいのですが、スリープモード搭載のプリンタであれば、ネットワーク経由でスリープモードを解除することが、ほぼできます。対応の状況は、プリンタのメーカーに問い合わせてみてください。確かに待機電力は必要ですが、スリープモードの待機電力はかなり少ないので問題にはならないでしょう。

オフィスであれば、一日中電源を入れっぱなしにすることが普通ですので、スリープモード対応でなくてもよいでしょう。

■基本的にケーブルは電源ケーブルだけ
USBケーブルやLANケーブルは必要ありません。必要なのは電源ケーブルだけ。

実際に利用してみると、「電源が取れるところであれば、どこにでも置くことができる」というメリットに気付きます。ここでは邪魔なので、あちらに移動ということが気軽にできます。USBやLANケーブルがある環境では、おいそれと移動することはできないでしょう。

■共有も手軽
Windowsのプリンタの共有機能を利用してもネットワーク上でプリンタの共有はできます。しかし、プリンタを接続するコンピュータが必要で、常にそのコンピュータの電源を入れておく必要があります。無線LAN対応型プリンタなら、プリンタ単体で、誰でも使うことができます。


プリンタを無線LANでつなぐ前に


無線で印刷をするには、無線LAN対応のプリンタのほかに、無線LANの親機(アクセスポイント)が必要です。また、印刷を実行するコンピュータは有線または無線で親機(アクセスポイント)と接続しておく必要があります。

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設定は、ボタンを押すだけで設定ができるバッファローのAOSSや、NECのらくらく無線スタートおよびWPSが利用できるプリンタなら、比較的簡単です。

また、子機側のすべてのコンピュータに、プリンタ付属のユーティリティを利用してプリンタドライバをインストールする必要があることを忘れないようにしてください。


無線LAN対応プリンタの選び方

エプソンのEP-903A

プリンタがどの方式に対応しているか確認してから購入しましょう。

無線LANプリンタは、エプソン、キヤノン、ブラザーなどの多くのメーカーから発売されています。

どの機種を購入しても無線で接続できますが、AOSSなど無線LANの簡単設定機能を使って設定する場合、どの方式に対応しているかを確認してから購入してください。

たとえばBuffaloの無線LANルータはAOSSに、NECのAtermであればらくらく無線スタートを装備しています。また、多くの無線LANルータはWPSに対応していますので、それらがプリンタ側の設定で利用できるかどうかを確認しましょう。


無線LAN対応のプリンタを設定して無線LANに接続する

今回はBrotherのDCP-J952Nを実際に設定して、無線LAN経由で印刷してみました。親機はバッファローのWZR-S1750DHPです。バッファローの無線LANルータは、AOSSに対応しているので設定は簡単です。


手順1:プリンタ設定画面のW-iFiを選択する。
設定画面のWiFiを選択する。

プリンタ設定画面のW-iFiを選択する。


手順2:WPS/AOSSを選択する。
WPS/AOSSを選択する。

WPS/AOSSを選択する。


手順3:
この画面が表示されたら親機のAOSSボタンを押す。
この画面が表示されたら親機のAOSSボタンを押す

この画面が表示されたら親機のAOSSボタンを押す。


手順4:AOSSボタンを押す。
AOSSボタンを押す。

AOSSボタンを押す。


あとは、「接続しました。」と表示されれば、Wi-Fiによる接続は完了です。

AOSSによる設定ですが、もしエラーが表示されたときは、プリンタを親機に近付けて再度設定を行ってみてください。

このあと、プリンタの追加を行います。ここではWindows10上での設定方法を紹介します。ほかのバージョンのWindowsでも操作はほぼ同じです。

無線LANに接続したプリンタをパソコンを接続するには 

Wi-Fiで接続しただけでは、まだ無線LAN経由でプリンタを使えません。Windowsに接続したプリンタを以下のようにして追加します。

なお、もし同じプリンタを以前登録した場合は、事前に右クリックして削除しておいてください。

手順1:スタートメニューから「設定」→「デバイス」→「プリンターとスキャナ」を選択する

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手順2:「プリンターまたはスキャナーを追加します」を選択する。

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手順3:
無線LAN経由で利用するプリンタ名を選択する。

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手順4:「デバイスの追加」を選択する。

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これで以下のようにプリンタが追加されます。

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コンピュータと親機、そしてプリンタを同じ部屋に置き、実際に印刷してみると、無線LAN経由でありながらWordの文書はもちろん、大きなサイズの画像ファイルでもタイムラグは感じませんでした。

プリンタを10mほど離れた別室に移動してみましたが、問題なくプリントできました。プリントされるまでに多少ライムラグはありますが、プリントされたものを取りに行く時間内ですので、特に気になりませんでした。十分に利用できます。

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