完璧な大掃除は無理でも、普段見逃しがちな意外な汚れ箇所は押さえよう
大掃除は普段行き届かないけど意外と汚れがちな場所をチェック!
年末が近づいてくると、気になるのが大掃除。つい面倒だったり、うっかり忘れていたりして、長い間掃除が手つかずになってしまってい場所はないでしょうか。そこで今回は家事アドバイザーである河野真希が、放置しがちな3つの掃除スポットを、簡単な掃除のコツと合わせて紹介します。
1. 24時間換気システムの給気口
24時間換気システムはついていますか。「実は、掃除したことがない」という人も多いのでは!?
2003年7月以降に建築された住宅には、24時間換気システムが設置されています。気密性が高い住宅が増えたことによるシックハウス症候群などを防ぐ目的で、2時間で家中の空気を全部入れ換えるシステムです。ただ、この24時間換気システム、基本的にはずっとつけっぱなしのため、掃除することを忘れがち。実は、我が家も引っ越し後、暫くその存在に気付いていませんでした……!
24時間換気システムは、給気口の掃除が必要です。給気口の形はいくつかありますが、いずれもその内側にはフィルターが装着されています。フィルターが汚れていると、換気が上手くできないだけでなく、うるさい音がすることも。今年はコロナ対策としても、換気の機能が落ちないよう気を付けたいものです。
メーカーにもよりますが、このようにカバーを外すと、フィルターが取り出せます
機能が落ちないようフィルターを水洗いしましょう。なお、フィルターは消耗品です。定期的に交換を
2. 照明
汚れていることを忘れがちな照明。掃除をすると部屋の中も明るくなります
掃除にはアルコールスプレーと布(マイクロファイバークロス)、紙製や木製の照明があれば、ハンディモップを用意します。金属製やプラスチック製のカバーやシェードの汚れは、アルコールスプレーをつけてから布で拭き取ると、よく落ちます。アルコールで拭いたときには二度拭き不要です。濡らすことのできない紙製や木製のカバーはハンディモップで埃を落とします。電球や蛍光灯も汚れているので、乾いたマイクロファイバークロスで優しく拭き取り、それでも汚れが落ちないときにはアルコールスプレーをかけて拭きましょう。
ちなみに、照明掃除は電源を切ってから、しばらく待ち、電球やシェード、カバーの熱が冷めてから行いましょう。以前うっかり電源を切ってすぐに電球を外そうとして、軽い火傷を負ったことがあります。また、アルコールスプレーは火気厳禁です。電源が入った照明器具はかなりの高温になることがありますので、電源を切ったあとすぐには使わず、また掃除後はしっかりと乾燥させてから各パーツを取り付けてください。
3. 網戸
網戸の掃除には手袋型のマイクロファイバークロスが便利。両面から手のひらでこすっていけば、これで掃除完了
何年も掃除をしておらず、埃汚れがひどいときには、ひと手間ですが、一度網戸を外して、床などに置き、掃除機をかけましょう。網戸を窓につけたまま掃除機をかけても、空気が抜けるだけで埃が取れません。外せる場所がないときには、裏に段ボールなどを当てながらかけるようにしてください。
埃が取れたら、マイクロファイバークロスを2枚用意してください。マイクロファイバークロスを水で濡らしてよく絞り、網戸を両側から挟んで拭いていきます。一人でもできますが、二人で作業できれば、より簡単。1枚10分以内に終わりますよ。
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