特別養護老人ホームとは?

特別養護老人ホームとは、介護を必要とする65歳以上の高齢者で在宅介護が難しい人が暮らす施設です。入所者は食事や入浴、排泄などの介護、健康管理など支援を受けられます。
比較的低価格の、介護保険が使える施設の中の1つです。施設入居で介護保険が使える施設には、他に介護老人保健施設と介護療養型医療施設(かつての老人病院)があります。
 
介護保険の使える介護老人保健施設は、病院から在宅復帰をめざし、リハビリするための介護施設で、原則長期入居(1年超)はできません。介護療養型医療施設(かつての老人病院)
は2024年3月に廃止の予定です。
 
特別養護老人ホームの費用とはいくら?

特別養護老人ホームの費用とはいくら?



特別養護老人ホームは、2015年から要介護3以上で入居する人が9割(2000年時点で7割)となり、同年4月から入居要件を原則要介護3以上に絞るなど中重度の要介護者向けということを明確にしました。特別養護老人ホームの入居費用について確認してみましょう。
 

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)にかかる費用は?

介護サービス情報公表支援センターの「介護サービス情報ガイド」で(平成30年3月時点)、
実際の特別養護老人ホームの費用が公開されていますので、参考にしてみましょう。
 
特別養護老人ホームは、有料老人ホームと比べると入居一時金がかかりません。ユニット型(個室型)のA施設でも従来型(相部屋)のB施設でも食事代金は1日1380円です。食費は月4万1400円なので、個室型でも相部屋でも食事は変わらないようです。
                                                                                                                                
ユニット型のA施設では、ユニット型個室で1日1970円、日常生活費は1日1000円(他にも実費)かかるので1ヶ月で8万9100円になります。水道光熱費実費が約月1万円とすると、食費も合わせれば月額約14万500円ですね。
 
従来型(相部屋中心)のB施設では個別部屋で1日1150円、多床部屋(相部屋)が1日370円で、日常生活費は0円(実費は有り)、水道光熱費は月約1万円とします。個室で月額4万4500円、食費と合わせると月額8万5900円、相部屋で月額2万1100円、食費と合わせると月額6万2500円です。
 
上記のような基準から、特別養護老人ホームの入居費用が月額約7万から約15万円と言われます。入居費用の他に、通院している場合は病院への通院費用、要介護度に応じて介護保険自己負担分があるので、それらを含めると月額約9万から約18万円でしょうか。
 

貯蓄の少ない住民税非課税世帯には利用料の減免あり。

住民税非課税世帯で貯蓄が1000万円(夫婦で2000万円)未満の世帯は、以下のように減免があり、第3段階までは負担上限額が決まっています。
 
住民税非課税世帯

住民税非課税で貯蓄が少ない世帯は、負担が軽減されます。



 
上図の減免を受けるには、市区町村役場の介護保険担当に「介護保険負担限度額認定証」をもらう必要があります。
 
特養待機者は約30万人と多いのですが、首都圏中心に空き室もあり、全国では待機者の約6%が空き室だということです。比較的新しいユニット型個室タイプが高額で入居者が入らないのが実情のようです。

 
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