女性の3人に1人が経験!PMSによる心身の不調

こめかみを押さえる女性

月経前の心身の不調がつらくて、仕事を休んだり寝込まなければならない女性も。自分の症状の特徴を知ることが大切

女性は、月経周期によって気分が影響されがちです。特に月経開始の10日ほど前からイライラや不安が増えたり、気分が落ち込みやすくなる、という変化を自覚する方は少なくありません。このように月経前に心身の不調が目立つ場合、月経前症候群(PMS)の可能性を考えてみるとよいかもしれません。
 
私自身はPMSがほとんどないタイプですが、周囲には月経がはじまるにつれて症状が強くなり、月経直前には寝込むほど症状が強くなる女性がたくさんいます。実際にPMSは、青年期女性の3人に1人が発症しているというデータがあります。月経前に不調になる方は、この期間には頑張り過ぎずに自分を労わることが大切です。
 

「手帳」を使って自分のPMS症状に気づく

PMS症状を手帳に

PMS症状を手帳に記した例。月経期間、身体の症状、心の症状をそれぞれ違う色字で記録すると、月経周期と症状の特徴、発生時期が理解できる

PMSを改善させるには、まず自分のPMS症状の特徴に気づくことです。カウンセラーとして女性の相談に乗るとき、大きな悩みの原因が見当たらない場合には、月経周期を尋ねることが多いです。そして、手帳に月経の開始日と終了日を記録してもらい、さらに不快な気分が高まった日(彼氏とケンカをした、預金残高を見て不安になった、など)や体調が優れなかった日(1日中だるかった、食欲がなかったなど)を記録してもらうようにしています。
 
カウンセリングを続けながら手帳の記録を続けてもらい、不快な気分や体調不良が月経前の10日間くらいの期間に集中している人はPMSの可能性を疑い、婦人科を受診するように勧めています。

また、この手帳の記録によって自分のPMS症状の特徴を把握できると、その時期には無理をしない、深刻に考えすぎないなど、症状に合わせた対策をとることができます。すると、PMS症状の悪化を防ぐことができます。
 

リラックスにはハーブティーやスローテンポの音楽を

PMSがつらいときは無理せず早めに仕事を切り上げ、ゆったりと過ごすことがおすすめ

PMSがつらいときは無理せず早めに仕事を切り上げ、ゆったりと過ごすことがおすすめ

PMSは診断名であるため、その可能性に気づいた時には、まず婦人科を受診した方がよいでしょう。受診の結果、医師からホルモン療法や精神安定剤の服用、漢方療法などを勧められ、それらの治療で改善する方もいます。

同時に、PMSは日常生活を少し工夫することによって症状を軽くすることができます。この期間には、黄体ホルモンの働きによって、身体がだるくなり、便秘や腰痛などの症状も生じやすくなっているので、家でのんびりと心身を休めることが重要。

たとえば、リラックス効果のあるカモミールのハーブティーを飲みながら、ゆっくり本を読む。ボサノバなどのスローテンポの音楽を聴きながら、のんびり手芸をする、といった過ごし方はどうでしょう?

このように月経前に無理をせずにのんびり過ごす時間を持つと、気力・体力が消耗せず、健康状態を保ちやすくなります。ぜひ、実践してみてください。
 

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