接客マナーお辞儀1

お辞儀はお客様とのコミュニケーションの入り口です!

単に「頭を下げただけのお辞儀」では、相手に気持ちは通じない

好印象のお辞儀は、お客様とのコミュニケーションをスムーズに進めるための必須条件です。

一見、簡単に見えるお辞儀ですが、初対面ではお辞儀の仕方一つで、相手から「感じが悪い」という印象を持たれてしまう可能性があります。

お辞儀は、相手に対する敬意や感謝などをあらわすための心のメッセージですので、ただ単に頭を下げただけでは、相手に気持ちは通じません。

相手への印象を悪くしないために、接客でのお辞儀の気をつけるポイントを解説します。


お辞儀の語源=「時宜」とは?

お辞儀の語源は、「物事の適度な状況」という意味の「時宜」であると言われています。

そこから「その時の状況に適合した」ということを意味するようになります。

この語源のように、お辞儀は「その時」、「その場所」、「相手の状況」に合わせることが大切です。


お辞儀の基本・4ステップ

1.正しい姿勢で立つ
正しい姿勢は重心が肝心です。土踏まずに重心を置き、背筋をまっすぐにして立ちます。
まっすぐに立ったら、相手とアイコンタクトを行います。

2.上体を前に傾ける
ゆっくりと頭を下げ、腰を折り曲げます。

3.前に傾けた状態で静止
上体を前に傾けた状態で、約2秒間静止します。

4.上体を起こし姿勢を正す
ゆっくりと上体を起こします。
まっすぐに立った状態で静止し、再び相手とアイコンタクトを行います。


背中が曲がっているお辞儀は見苦しい。首と背中が一直線になるように気をつける

接客マナーお辞儀2

首と背中が一直線になるように気をつけましょう。


お辞儀は別名「屈体の礼」とも言われ、文字通り、腰を曲げて体を屈することです。

お辞儀をした時に、首だけを下げて背中が曲がっているのは見苦しいものです。

首と背中が一直線になるよう気をつけてください。

自分では角度は確認しにくいので、他の人に見てもらうなど、アドバイスをもらうと良いでしょう。


静止する箇所と動く箇所など、お辞儀の動作にメリハリをつける

お辞儀を行う際には、静止する箇所と動く箇所など動作にメリハリをつけて行いましょう。

動作がゆっくりしすぎるお辞儀は、相手をイライラさせます。
また、速すぎるお辞儀は、雑な印象を与えてしまいます。

きびきびとした態度で、動く速さに注意すると好印象のお辞儀になります。

接客マナーでは、一般的に手を体の前で重ねてお辞儀をする、とされていることが多いですが、重ねる、重ねない、右、左のどちらの手を上にするかなどは、各業界や会社の方針に合わせて行いましょう。

接客マナーお辞儀3

場面に合わせて、お辞儀の種類「会釈」「敬礼」「最敬礼」を使い分けます。

場面に合わせて、お辞儀の「種類」を使い分ける

お辞儀には、会釈敬礼最敬礼があります。それぞれのお辞儀によって、上体を傾ける角度が異なります。

お辞儀をする場面によって、会釈、敬礼、最敬礼を使い分けます。

  • 会釈
浅い礼で、上体をおよそ15度の角度に傾けます。
一日に何度も会う人やお客様とすれ違った時のお辞儀です。

  • 敬礼
普通の礼で、上体をおよそ30度の角度に傾けます。
来客の送迎時など、接客で基本となるお辞儀です。

  • 最敬礼
深い礼で、上体をおよそ45度の角度に傾けます。
重要な来客の送迎時や、深く謝罪する場合、最大の敬意を表す場合のお辞儀です。


「同時礼」と「分離礼」とは?

お辞儀には、あいさつをしながらお辞儀をする「同時礼」と、あいさつをした後にお辞儀をする「分離礼」があります。

職場の人には同時礼をすることが多いですが、お客様には「いらっしゃいませ」「お世話になっております」など、あいさつをしてからお辞儀をする分離礼がふさわしいでしょう。


やってはいけない!マナー違反のお辞儀

お辞儀をする時に、何度もペコペコと頭を下げるのは、見ていて感じの良いものではありません。

上目づかいのお辞儀、ニヤニヤしながらのお辞儀なども印象を悪くします。お辞儀をする時は、視線や表情にも気を配りましょう。

また、歩きながらのお辞儀や作業をしながらのお辞儀は、お客様に失礼です。いったん立ち止まって、作業をしている場合は手を止めてお辞儀をするのが良いでしょう。

お辞儀は、お客様とのコミュニケーションの入り口です。

日頃、何気なく行っているお辞儀を意識してみると、お客様に与える印象がグッと良くなりますよ。

以上のポイントを参考にしてみてくださいね。


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