面倒なアイロンがけも、ちょっとしたコツで楽になる
衣類スチーマーも登場し、少しハードルの下がったアイロンがけ。とはいえ、やはり面倒です
嫌いな家事、苦手な家事、面倒な家事の上位に常にランクインする「アイロンがけ」。最近は衣類をハンガーにかけたまま使える衣類スチーマーが登場したため、少しハードルが下がったと感じている方もいるかもしれません。
とはいえ、衣類スチーマーの出番もなるべく少ないほうが、時間も労力もかかりません。アイロンや衣類スチーマーの出番がグンと減る、普段の小さなコツをお送りします。洗濯の仕方やとりこみ方、干し方にちょっとした工夫を加えるだけで衣類のシワが減るので、ぜひ試してみてください。
コツ1:脱水時間は短めにして、すぐに干す
洗濯物のシワは、アイロンの手間を生んでしまいますよね
また、洗濯物同士がからまるとシワの原因になりますから、デリケートな衣類は洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
運転が終わったら、すぐ洗濯物を洗濯機から出します。洗濯が終わった状態で時間を置くと、洗濯物がからまった状態で放置されて、シワが取れにくくなります。終了のブザーが鳴ったら、なるべく早く干すようにしましょう。
コツ2:「叩いてたたんで重ねる」3ステップ
洗濯機から出した洗濯物、そのままカゴなどに入れてベランダに移動している人はいませんか? ちょっと面倒と思うかもしれませんが、この時に次のような3ステップを習慣にしてみると、アイロンや衣類スチーマーの出番がグンと減ります。- STEP1:洗濯物を洗濯機から出す時に、パタパタとふるってほぐしながら、シワがつきやすい縫い目の部分(シャツの襟や袖口など)を両手で引っ張りながらシワを伸ばします。シャツの前たて、袖や身頃なども、縦横に引っ張って伸ばしましょう。
- STEP2:洗濯物がほぐれたら、軽くたたんで、その状態で両手で挟んでパンパンと叩きます。ズボンのシワも、折りたたんだ状態でパンパン叩いていくときれいに取れていきます。
- STEP3:たたんで叩いた洗濯物は、平らな場所に重ねて置いていきます。手のひらで上からプレスするような形で、重ねていきましょう。洗濯物の重力で、さらにシワが軽減されていきます。
洗濯物を挟んで両手でパンパン。平らなところに置いて手のひらでシワを伸ばす。これだけでもう効果大!
パタパタほぐしただけではくしゃくしゃシワシワだったパジャマも、たたんでパンパンしただけで、これだけきれいに!
何もせずに干すよりも、この3ステップをしておくとシワのつき方が違います。ちょっと面倒……と思うかもしれませんが、シワがつきやすい衣類だけでもこうしておくことで、アイロンがグンと楽になりますよ。
コツ3:ブラッシングとスチーム浴でシワ対策
蒸気の残った浴室は格好のシワ取りスペースです
シャワーも入浴もしなかったという人は、軽く霧を吹いて時間を少し置いてから、ドライヤーの熱で伸ばしながら乾かしてみましょう。ただし、シルクなどは霧を吹くだけでシミになってしまうこともあるので、素材はよくチェックして。
また、手でシワの部分を表裏から挟んで、手の温度で伸ばす「手アイロン」も、意外な効果が。昔の人は洗濯物をたたむ時も、この「手アイロン」をよく当てていたとか。軽く霧を吹いて、手アイロンを当てるだけでも、応急処置ができます。
その他のプチコツで、さらにシワのつきにくい衣類ケアを
上記の3つの習慣以外にも、ちょっとしたコツで衣類のシワを減らせます。<衣類のシワを防ぐプチコツ>
- 洗濯の最後のすすぎをお湯設定にする
- 乾燥機能のついている洗濯機なら、最後に5分ほど乾燥をかけて、洗濯物を熱くしてから干す
- シワ予防効果のある柔軟剤を使ってみる
- すすぎの時にカップ1杯程度の酢を入れるとシワ予防に
干すだけでアイロン効果!? 便利グッズも登場
サンコーの「シワを伸ばす乾燥機 アイロンいら~ず」。干しながらアイロンというアイデアグッズ。ちょっと楽しいですね
いろいろな便利グッズも、上手に使って時短家事。試してみてくださいね!
【関連記事】