毛玉だらけの洋服をきれいに! アイロンを使った方法とは?

毛玉がきれいに取れなくて、なんだか古びて見える。そんなセーターはどうしたら?

毛玉がきれいに取れなくて、なんだか古びて見える。そんなセーターはどうしたら?


冬の毛玉問題は、みんなの共通の悩みですよね。このため、セーターから毛玉を取るワザはさまざまな場所で紹介されています。でも、もともと毛玉は完全に除去することが難しいもの。毛玉取り機などで一生懸命取っても、あまりきれいになったように思えないこと、ありませんか?

セーターが古びて見えるのは、毛玉のほかにも、汚れやほこり、袖口や襟の伸びなども関係しています。自宅で手洗いしたり、クリーニングに出したりすればよいのですが、時間もお金もかかりますし、ウール類はあまり頻繁に洗うと痛みます。次の手順でお手入れしてみると、さっぱりきれいによみがえりますよ。  

手順1:まずはアイロンの蒸気で繊維をやわらかくします

いきなり毛玉取りをしてもうまくいかないのは、繊維が摩擦と静電気を起こすから。まずはスチームアイロンを全体にあてて、セーターを柔らかくしてあげます。
必ず当て布をしてスチームアイロンを。霧を吹く場合も、当て布の上から吹いてくださいね

必ず当て布をしてスチームアイロンを。霧を吹く場合も、当て布の上から吹いてくださいね


直接アイロンをあてると網目がつぶれてしまいますので、写真のように当て布をして軽く霧吹きしてから、スチームアイロンを優しく圧をかけずに、上を滑らせるようにあてていきます。

熱と蒸気で柔らかくなったセーターは、形が整いやすくなっていますので、網目も整ってきます。この時点で、セーターの形も整えておきましょう。スチームをあてることは、セーターについた臭いを消す効果もあります。
 

手順2:伸びた袖口や襟は、形を整えてスチームを

セーターの古びた感を生みやすいのが、袖口や襟。また、カーディガンは前立てのボタンの周辺などが丸まったり、ボタン穴が伸びきったりしている場合も。こうした場所はアイロン台の上できれいに形を整えてから、当て布をしてスチームをかけます。
伸びてしまった袖口は形を整えてからスチームアイロンで仕上げます

伸びてしまった袖口は形を整えてからスチームアイロンで仕上げます


伸びきってしまった袖口は、面倒でも一度、木綿糸などでざっくりと縫い縮めてからスチームをあてて、冷めてから糸を引き抜くと、形が整いやすくなります。

もしスチームアイロンを持っていない!という方がいたら、手順1と2はドライヤーでも行うことができます。軽く霧を吹いてから、ドライヤーをあてて同様の作業をしてみてくださいね。
 

手順3:全体を丁寧にブラッシング

スチームアイロンをあて終わったら、衣類用のブラシを全体に、丁寧にかけていきます。セーターの編み目に沿って上から下へ。まずは熱と蒸気で柔らかくしてから、ブラッシングするのがポイントです。この時点で取れてしまう毛玉もあります。下の写真のBefore・Afterで比べてみると、かなりの毛玉がなくなっているのがわかりますか?
Beforeの様子。毛玉のせいか、古びて見えるセーターです

Beforeの様子。毛玉のせいか、古びて見えます

Afterの様子。セーターに衣類用のブラシをかけていきます。獣毛のものがオススメ!

Afterの様子。衣類用のブラシをかけていきます。獣毛のものがオススメ!


毛玉だけでなく、たまったほこりや汚れもこの時点できれいに取り除かれていくので、洗わなくてもリフレッシュ。この作業は普段から習慣にしておくと、セーターが長持ちしますよ。

衣類用のブラシは、コートやジャケットなどにも使う習慣をつけておくと、ほこりや花粉などを除去してくれるだけでなく、繊維を生き返らせて衣類を長持ちさせる効果が。ぜひ常備して、いろいろ活用してみてくださいね。
 

手順4:ここではじめて、毛玉取り作業に入ります

毛玉取り作業は、手順1~3が終わってから。いきなり毛玉取りをするよりも、これまでのプロセスを経たあとのほうが、断然簡単に短時間できれいになります。手順3のブラッシングで取りきれなかった毛玉だけ、以下の方法で取り除いていきましょう。専用の毛玉取りブラシや毛玉取り機を持っていなくても大丈夫!
衣類ブラシで取りきれなかった毛玉を、ハサミや女性用のT字カミソリで優しく取り除きます

衣類ブラシで取りきれなかった毛玉を、ハサミや女性用のT字カミソリで優しく取り除きます


大きな毛玉は、小さなハサミなどで切り取ります。それからT字カミソリも、ガイドのおすすめです。女性用の安全刃のもので優しく表面をなでるようにして、毛玉を取り除きます。小さな毛玉もよく取れます。ただし、あまり広範囲になると繊維を痛めるので、デリケートな素材はよく気をつけて。

※注意!
裏技としてよくあげられる、キッチンのナイロンスポンジを使った毛玉取りはNGです。セーターの繊維を引っ張ってしまうので、結果的にまた毛玉ができやすくなるからです。毛玉は引っ張るのではなく、優しく切り取ることがポイントです。
 

手順5:粘着コロコロテープで全体をきれいに仕上げます

毛玉を取ったあとのセーターには、毛玉や細かい繊維のくずがいっぱい。最後はおそうじ用の粘着コロコロテープで、全体のほこりやゴミをきれいに取り除いてあげましょう。
最後はコロコロ粘着テープでしっかりとゴミをキャッチ。これですっきりきれいになって、セーターの毛玉取り完了です

最後はコロコロ粘着テープでしっかりとゴミをキャッチ。これですっきりきれいになりますよ


ここまできたら、もうセーターはかなりリフレッシュ! ガイドのちょっと古びた黒いカーディガンも、ここまできれいになりました。これなら新しいのを買いに行かなくてもよさそうです!
きれいになった!

上記全部やって20~30分。休日の午後などにテレビを見ながらのんびりと
 

手順6:ほころび、虫食いの穴などは布専用の接着剤で処理します

こうした作業をしていると、セーターのほころびや、虫食い穴などをみつけることもあるかもしれません。大きな穴はクリーニング屋さんで専門家にかけはぎをしてもらうことをオススメしますが、写真のように小さなものでしたら、接着剤でも応急処置できます。
小さな虫食い穴なら、布専用の接着剤で直せます

小さな穴なら、布専用の接着剤でオッケー!


工作用の接着剤は白く跡が残り、硬くなってしまいますので、布専用の接着剤を買ってきて、裏から少量をつけて穴をふさぎます。布専用の接着剤は、スカートやパンツの裾がほころびた時などにも簡単に使えるのでオススメ! 針仕事が苦手!という人でも簡単にできるので、試してみてくださいね。
 

手順7:毛玉ができにくくなる工夫を普段からしておきましょう

お気に入りだけど毛玉ができがちなセーター、普段から工夫をしておきましょう

お気に入りだけど毛玉ができがちなセーター、普段から工夫をしておきましょう


せっかく上記の作業をしても、またすぐ毛玉ができてしまっては残念。次から毛玉取りの作業が簡単に済むように、以下のような工夫をしておくのも手。
  • カバンの位置に合わせて毛玉ができている場合は、カバンの持ち方を変えたり、毛玉がつきやすいセーターを着た日は体に密着しにくいカバンを持ったりしましょう。
     
  • 家で手洗いをする場合は、最後に柔軟剤を使って静電気を起きにくくしておきましょう。
     
  • 上にコートを羽織るときに、静電気防止スプレーを使っておくと摩擦による毛玉ができにくくなります。
お気に入りの服がリフレッシュするのはうれしいもの。休日にちょっとだけ手をかけて、さっぱりとおしゃれを楽しんでくださいね。

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