マンション相場・トレンド

2018年の首都圏注目マンション10物件+α(2ページ目)

2018年以降スタートの首都圏注目マンションを10物件ピックアップ。「2018年モノ」の人気物件になるかも知れないマンションの現地を訪ね紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


「月島」駅徒歩2分の503邸「MID TOWER GRAND」
商店街に面した地上32階建ての洗練のフォルム

「MIDundefinedTOWERundefinedGRAND」の建設地

「MID TOWER GRAND」の建設地

銀座駅約1.8km圏に位置し「月島」駅徒歩2分の駅アクセスの「MID TOWER GRAND」(三井不動産レジデンシャル 丸紅 大成建設)の魅力は、洗練されたフォルムと共用空間です。現地は、月島西仲通り二番街に面した4方向角地の整形地。敷地面積5883.19平米に制震構造32階建ての全503邸(うち分譲対象は387戸)のタワーレジデンス。世界で活躍する建築家、星野裕明氏を起用した外観デザインは、アーチを冠したスタイリッシュなフォルム。最上階に共用施設を集約しているのが特徴的で、フィットネスラウンジ、ゴルフレンジ、スカイラウンジ&パーティールームなどが用意されています。水盤や植栽を眺める二層吹抜けのガラスウォールのラウンジなど上質感溢れる共用空間の注目のプロジェクトです。
キャピタルゲートプレイス

月島駅前の再開発で誕生した「キャピタルゲートプレイス」(左)

月島駅での再開発プロジェクトとしては、駅直結の再開発マンション「キャピタルゲートプレイス」が思い浮かびますが、「月島」駅を出ると、大規模な街区整備で街路が整備され雰囲気も一変しました。「MID TOWER GRAND」の誕生で、月島の街並みも大きく変化しそうです。

渋谷、春日、武蔵小山、北千住の再開発プロジェクトに期待
定期借地権付39階建タワーが渋谷区庁舎建て替えで誕生

建設中のタワーマンション

「渋谷区庁舎建て替えプロジェクト」の一環で建設中のタワーマンション

都心の再開発で、大きな注目を集めそうなのが「渋谷区役所」「渋谷公会堂」を建替え「渋谷区役所」「渋谷公会堂」の新庁舎と新公会堂、民間分譲マンションを一体で整備することによって誕生する「(仮称)渋谷区庁舎建て替えプロジェクト」。老朽化した「渋谷区役所」「渋谷公会堂」の建物を敷地の一部を分譲マンションの定期借地権としその予算によって施設を建替えるもので、高さ136.5m、地上39階・地下4階の超高層分譲マンション(総戸数505戸)が現在、建設中です。事業は、三井不動産レジデンシャルなどが参画し販売時期は未定ですが竣工時期を踏まえると、年内には情報が公開される可能性が高そうです。渋谷は、現在再開発で商業施設やオフィスビルなどの建設が活発ですが、分譲マンションの供給は限られており大きく変貌する渋谷の居住拠点として注目が集まりそうです。
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」

「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の開発地

もう一つ都心で注目なのが現在文京区小石川で進行している「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」。「春日」駅前に広がる約2.4haの広大な敷地を公共施設、事務所、住宅などで一体整備中。南街区、西街区、北街区の3街区で構成され文京区役所に近い南街区には、中・高層部に大型事務所を配置、北街区の中・高層部にはファミリータイプを中心とした住戸が計画されています。また、低層部には商業施設を誘致。安全で快適な歩行者空間・回遊動線の整備なども行われます。
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の南街区

「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の南街区

北街区の建物は、地上40階地下2階建て高さ約約141mの超高層。三井不動産レジデンシャル他、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産が関連企業でありプランニングにも期待が膨らみます。文京区は、歴史的な建造物も多く超高層マンションは過去の供給を見ても限られています。マルチアクセスで交通利便性の高い「春日」駅直結のプロジェクトはかなり注目を集めるでしょう。
「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」の建設地

「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」の建設地。パルム商店街が身近な利便性の高い場所だ

再開発プロジェクトが既にスタートしているのが東急目黒線「武蔵小山」駅です。第一弾の「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」の販売がスタートし人気となっていますが2018年には、隣接街区で新たな再開発プロジェクトがスタートします。
「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の建設地

「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の建設地

「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」がそれで、施行地区約0.7ha、敷地面積約5,420平米、地上41階建て地下2階建てのタワーマンションが生活支援施設、駐車場とともに一体で整備されます。住宅は約500戸が予定されており住友不動産が地権者および参加組合員として参画。広場状空地も整備されるので街の利便性や安全性もさらに高まりそうです。
「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設地

「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設地

近年、首都圏の穴場立地として注目を集める「北千住」駅。「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」(三菱地所レジデンス他)は、その「北千住」駅から徒歩3分の地に再開発で誕生する地上30階地下1階建ての全184邸の大規模マンションです。1、2階に店舗、2階に子育て新施設や周辺住民の方も利用可能な多目的室、4階~30階が住宅となります。道路の幅員を拡幅したり広場状のオープンスペースなども設けられます。
「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の完成予想CG

「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の完成予想CG

最寄りの「北千住」駅は、JR常磐線、東京メトロ千代田線、日比谷線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレス線の5路線利用可能な首都圏屈指の交通利便性の高い場所。商店街が隣接するなど賑わいもあり生活利便性も高い。今年の夏ごろには本格的な販売がスタートする予定で、注目を集めそうです。

次のページでは、さらに注目プロジェクトを紹介します。
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