マンション相場・トレンド

2018年の首都圏注目マンション10物件+α(3ページ目)

2018年以降スタートの首都圏注目マンションを10物件ピックアップ。「2018年モノ」の人気物件になるかも知れないマンションの現地を訪ね紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


三鷹と吉祥寺が生活圏 千川上水のほとりに誕生する複合新街区
商業施設、公園、住宅一体整備の436邸「Brillia City 三鷹」

「Brillia City 三鷹」の建設地

「Brillia City 三鷹」の建設地

JR中央線「三鷹」駅からバス10分バス停から徒歩2分の千川上水の緑を抱く地に誕生するのが「Brillia City 三鷹」です。吉祥寺も生活圏にある同プロジェクトは、1万5000平米超の広大な敷地を持つ大規模プロジェクト。全436邸の住宅とともに商業施設、提供公園、保育施設が一体で整備されます。
「Brillia City 三鷹」の建設地

「Brillia City 三鷹」の建設地

広大な敷地内には、中庭・デッキスペースも設けられるなど居住環境にも配慮。武蔵野総合体育館やむさしの市民公園なども身近にある環境に恵まれた場所で、とても暮らしやすそうな印象を受けます。同マンションが面する中央通りは、バスの便数も多く「三鷹」駅利用で通勤アクセスも軽快。一般定期借地権分譲ではありますが、70平米超の3LDKが3,900万円台からの価格設定にも注目です。今春にはモデルルームがオープンする予定なので、ファミリー層に期待のプロジェクトだと思います。

「大船」駅北口の再開発が本格的にスタート
「所沢」駅前の大規模再開発街区の分譲も始まる

「大船駅北第二地区市街地再開発事業」の事業地

「大船駅北第二地区市街地再開発事業」の事業地

神奈川県で注目プロジェクトとして挙げたいのが「大船駅北第二地区市街地再開発事業」です。東海道線、横須賀線、根岸線の利用できる交通利便性の高い街「大船」駅。古都鎌倉や湘南エリアも身近で、オンとオフの両立もしやすい魅力的なエリアです。この「大船」駅北口の約1.7haの広大な地域で駅前広場と商業施設、駐車場、都市型住宅が一体で整備されます。
「大船駅北第二地区市街地再開発事業」の完成イメージCG

「大船駅北第二地区市街地再開発事業」の完成イメージCG

住宅は、21階建ての全253邸(予定)。着工は既にスタートしていて平成32年12月の工事完了予定となっています。大船駅北第二地区市街地開発組合のほかプロジェクトに東急不動産が関わっており住宅部分は、今後分譲される予定です。人気エリアのターミナル駅で希少性の高い再開発プロジェクトだけに、こちらもかなりの注目を集めそうです。
(仮称)所沢駅前 直結タワー計画の建設地

(仮称)所沢駅前 直結タワー計画の建設地

埼玉県で、注目プロジェクトとして挙げたいのが「(仮称)所沢駅前 直結タワー計画」(住友不動産)です。「所沢」駅は、西武新宿線、西武池袋線が交わるターミナル駅。「所沢」駅では、現在大規模な再開発が進行中で、現在工事が進んでいる所沢東口駅ビルに加え「所沢」駅西口、西武所沢店とワルツ所沢の西側では、約8.5haにおよぶ大規模な土地区画整理事業が進行中。開発エリア内には、エリアのランドマークとなる当プロジェクト29階建てタワーの他に、広域集客型の商業施設が建設予定。マンションと既存西口駅前デッキが新設のペデストリアンデッキで結ばれる予定で、駅アクセスの優れた快適な住空間が誕生します。
「所沢」駅前のプロペ通り商店街

「所沢」駅前のプロペ通り商店街

「所沢」駅は、古くからの宿場町でもあり商業施設や商店街も駅前に充実しています。駅前には全長約300m、約100店舗が集う商店街「プロペ通り商店街」のほか西友やイオンなどの大型スーパーもあり買い物に便利。再開発でさらに利便性が増すことに加え、航空公園など自然環境も身近。「池袋」駅や「西武新宿」駅もダイレクトにアクセス可能な点も魅力です。販売開始は、7月下旬予定となっていますが都心通勤層の候補物件として注目したいプロジェクトです。

総武線最高層、最高峰の「津田沼」駅直結44階建て免震タワー
「 津田沼 ザ・タワー」全759邸が3月上旬販売スタート予定

「津田沼」駅前のペデストリアンデッキ

「津田沼」駅前のペデストリアンデッキ

千葉県で、2018年注目したいプロジェクトが「津田沼」駅ペデストリアンデッキ直結徒歩4分の免震タワーレジデンス「 津田沼 ザ・タワー」(三菱地所レジデンス 三井不動産レジデンシャル 野村不動産)全759邸です。事業主調べでは、地上44階建てのタワーレジデンスは、総武線で最高層・最高峰という稀少性。再開発によって誕生した「津田沼」駅の新街区「奏の杜」の分譲マンションと比較しても圧巻の高さになります。

【関連記事】津田沼駅前に約35万平米の新街区誕生
「津田沼」駅の新街区「奏の杜」

「津田沼」駅の新街区「奏の杜」

「津田沼」駅を久々に訪ねて、街の印象が随分と変わったことに驚きました。土地区画整理で誕生した約35万haの奏の杜は開発がほぼ終わり街に多くの人をひきつけ「津田沼」駅の魅力を大きく高めました。
「 津田沼 ザ・タワー」の建設地

「 津田沼 ザ・タワー」の建設地

「 津田沼 ザ・タワー」の建設地は、複合施設「モリシア津田沼」と道路を挟んだ向かいの広大な約8,000平米超の敷地。建物は、駅ペデストリアンデッキで結ばれ、スムーズな駅への動線を得られます。ビューラウンジや屋上デッキ、キッズルームやゲストルームなどの多彩な共用施設も魅力。「津田沼」駅は、駅周辺に「津田沼PARCO」、「イオンモール津田沼」など商業施設も集積しておりJR総武線快速、JR総武線などの始発も多く通勤に便利。話題性の高さから既に(1月29日時点)資料請求が4,000件を超えるなど人気を集めています。第1期の販売開始は、3月上旬となっており2018年の大規模プロジェクトの一つとして注目が集まりそうです。
「日吉箕輪町計画(仮称)」の現地

「日吉箕輪町計画(仮称)」の現地

紹介した10プロジェクトだけでも、選択に迷いそうな好物件ぞろい。2018年の新築マンションマーケットは、選択肢が豊富な感じがします。上記のプロジェクトに加え、販売時期未定の賃貸・分譲併せて24棟約5,650戸が供給される東京五輪選手村跡地の晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業や東急東横線「日吉」駅が最寄りとなる全1200邸を超える大規模再開発「日吉箕輪町計画(仮称)」(野村不動産など)など未発表で進行中のプロジェクトもあります。注目プロジェクトだからこそ、スタートすると販売スピードが速いケースも。エリアを通勤軸で考える広域層も増える中、地元の気になるプロジェクトは、よくチェックする必要がありそうです。

今回紹介した以外にも、注目物件はたくさんあります。アンテナをしっかり張って、人生がプラスになる良いマンションを見つけて下さい。


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