よかれと思った「話し方」が、嫌われる原因になっているかも!?

ついていきたい上司の話し方1

話し方を意識することで、部下との信頼関係が深まります。

チームを率いる立場になったら、メンバーに何を伝えるかについて、よく考えるでしょう。でも、その「話し方」にまで気を配っているでしょうか?

同じ内容を伝えるにも、その話し方ひとつで、相手への伝わり方はまるで違ってきます。嫌われてしまう上司・リーダーがやってしまいがちな、話し方と改善点を解説します。


1.相手を責めるような話し方をする

部下が業務上のミスやトラブルを起こした場合、やってしまいがちなのが感情のまま過失を非難し、責めることです。

「何でこんなこともできないんだ」
「本当に何もできないな」

仕事熱心な人ほど、怒りをそのままぶつけてしまいがち。でも、頭ごなしに感情をぶつけられた部下は反省するどころか、自分の人格まで否定されたと感じ、心の中で反発していることでしょう。

部下が心を閉ざしてしまうとそれ以降は問題が表に出にくくなり、やがで業務に支障が出る恐れがあります。

こうした場合、過失を一方的に責めるのではなく、
「君の努力は、わかっている」
「大変だったのは、わかるよ」
と、いったん相手を受け入れるひと言を入れましょう。

その後に、
「今回の◯◯の点については反省してほしい」と要望を伝え、
「今後同じようなミスがないよう対策を考え、1週間後に報告してほしい」などと具体的にやるべきことを伝えます。

このような話し方にすれば、部下の気持ちを傷つけず、かつミスの再発を防ぐことができます。

ついていきたい上司の話し方2

信頼している上司の下では、部下の仕事に対する意欲も高まります。


 2.先入観や「こうだ」と決めつけた話し方をする

部下に対して先入観をもった話し方や「こうだ」と決めつけた話し方をしていませんか?

「君は前にもミスをしたけれど、今回は大丈夫だろうね?」
「また仕事が遅いようだが、そんなことで期限に間に合うのか?」

過去の失敗や能力などを引き合いに出した話し方は、部下の仕事に対する前向きな気持ちや意欲を失わせます。

大切なのは、過去を引き合いに出さず、現在の状況を正確に理解して話をすることです。

また、部下の話を途中で遮ることも避けましょう。

部下の話を聞く時は、自分の経験・考えと照らし合わせて「評価しながら聞く」のではなく、いったん「相手の話を聞く」ことに集中し、物事を正確にとらえた上で話すようにします。


3.聞かれていないのに、自分の話やアドバイスをする

相手から聞かれてもいないのに、自分が若い頃はこうだった、ああだったなどの過去の話をしていませんか?

部下が「すごいですね」と言ってくれるのをいいことに、長々と話をした後、「あなたも、もっと~しなさい」など、アドバイスをする方もいます。

上司にしてみれば、過去の話が参考になるだろうと思っているのでしょうが、部下にしてみれば時代も状況も違う話から参考にできることは限られています。「またはじまった」「うるさいなあ」と思われてしまっては、何の改善にもつながりません。

自分の話は聞かれた時のみに留め、まずは部下の話にしっかりと耳を傾けることが大切です。口うるさく言うよりも、部下が問題点の改善策や助言を求めてきた時に、相手の立場に立って適切なアドバイスをすることで信頼関係が深まります。


少し「話し方」を改善することが、信頼獲得につながります!

部下の仕事に対する意欲を上げるか下げるかは、上司の部下に対する話し方ひとつにかかっている、と言っても過言ではありません。

話し方を意識することで、部下とのコミュニケーションが円滑になり、部下から信頼され人間関係がグッと良くなります。

信頼している上司の下では、部下の仕事に対するモチベーションも上がり、業務効率も格段に上がります。

自分でも気づかないうちに「嫌われる上司」にならないよう、以上の話し方のNGポイントに気をつけてください。



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