掃除は「年末に一括払い」より「適した季節に分割リボ払い」発想が基本
床の拭き掃除は真冬よりも春や夏のほうが、断然はかどるし気持ちいいですよね
ガイド記事「分割で大そうじいらず”リボ家事年間カレンダー”」にもあるように、掃除にはそれぞれ、行うのに向いている季節があります。床掃除は花粉の季節が過ぎたころに、窓ガラスは適度な湿気があり汚れが落ちやすくなる梅雨時に、網戸は外して水洗いできる夏に。年末に一括で行うよりも、一番適した季節に分散させる「リボ払い」発想のほうが現実的だし、年末にあたふたせずにすみます。
とはいえ、新しい年を迎えるにあたって、どうしても家の中の汚れが目につく! という人は多いはず。そんな時に試してほしいのが「プラカップ&セルロース」の拭き掃除。寒い季節でも片手でぱぱっと簡単にできてしまうのに、窓サッシのレールの溝など、隅っこにたまった汚れがすっきりきれいになります。時間がない人も時短で気分爽快になれる、オススメのお掃除方法です。
用意するのはプラカップとセルローススポンジだけ!
水を入れたプラカップ、セルロース製のスポンジやクロスを用意します
・セルロース製のスポンジ、またはクロス
・プラスチックのカップ
スポンジはセルロース製のものを選んで。食器洗いによく使ういつものスポンジだと吸水性が劣るので、セルロースのように最後の拭き上げがうまくできません。スーパーなどで売られているスコッチブライトのセルローススポンジ(中央黄色いもの)のほか、台ふきん用のセルロースクロスなどでもオッケー。
プラカップはプチトマトなどが入っていたカップや、コンビニの氷が入っていたカップなどがオススメ。片手の握りこぶしがすっぽり入るぐらいの大きさが目安です。もし手頃なプラカップがみつからない! という人は、2Lのペットボトルをカットして使ってもOK。ただし切り口で手を怪我しないように、十分注意して。凹みのあるペットボトルだと、水を入れて持ち歩くのにも便利です。
2Lペットボトルは凹みがあるので持ち運びには便利。ちょっと小さめなので男性には使いにくいかも?
セルロースは布よりも吸水性に優れ、表面がしっかりと汚れをかきとるだけでなく、すすぐだけで汚れがさっと落ちるという特性があります。何よりも、片手でキュキュッとすすげて絞れるというのが一番のポイント。フランスやドイツではセルロースでのお掃除が定番です。とても便利なので、ぜひ一度試してみて!
窓サッシのレールの溝にたまった汚れも、スッキリきれいに
プラカップに水を入れて片手に持ち、もう一方の手にスポンジを持ってお掃除を始めましょう。たとえば窓サッシのレール。隅っこに汚れがたまりがちな場所です。こうしたところは、まずセルロースに水を含ませて、汚れの上でぎゅっと絞って水を多めに垂らします。
まずスポンジに水を含ませて、汚れの上に垂らしましょう
スポンジが汚れたらプラカップに入れてにぎにぎ、ギュッ。これだけですすぎ完了!
汚い場所を拭いた道具はゴミと汚れでまっ黒になり、水場ですすぐのは抵抗がありますが、かといってバケツが汚れた水でいっぱいになるのも気が重いもの。実際にやってみると、プラカップ1つぐらいの量の水で行うのが気分的にも楽なことを、実感していただけると思います。
取り替える水も、捨てる水もたったこれだけ。水場で洗うより、バケツを使うよりずっと簡単でエコです
最後にぎゅっと絞ったセルローススポンジで、残った水気を拭き上げておしまい。とっても簡単!
スポンジは拭き・すすぎ・絞り、全部片手でできる、優秀な時短アイテム
ぞうきん類は、汚れるたびにすすいで絞るという行為が必要なので、そのつど水場やバケツを置いた場所に戻らなくてはなりません。そして何よりも、絞るために両手が必要。この手間は、意外とばかにならないのです。気軽にどこでも持ち歩いて片手でお掃除できるから、フットワークも軽くなりますね
きれいな柄のセルロースクロスは、汚すのに抵抗がある方もいると思います。台ふきんなどに使って汚れてしまったものを、最後に大そうじにまわして廃棄してしまうのも手です。
セルロースは100%自然素材なので、使い切ったら庭や鉢に埋めると、2週間で土に戻ります。普段使っているキッチン用スポンジに比べてちょっと高いかな? と思うかもしれませんが、お掃除まで使い回せば経済的。
拭き掃除にはセルローススポンジ。セルローススポンジを使うなら、バケツはいらずにプラカップ1つで十分! ちょっと空いた時間に、ぜひ試してみてくださいね。
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