LAN・無線LAN・Wi-Fi/LAN・無線LAN関連情報

ADSLの回線が突然切れる(5ページ目)

「ADSLを利用していると突然インターネット接続が切れる」という話は聞いていましたが、 先日実際に筆者の加入しているADSLで回線切断が起こるようになりました。その顛末記をレポートしたいと思います。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

●ついに原因が特定される

NTT:「NTTです。どうすか。ノイズは入りますか。しばらく話をしてみましょう。」
私:「そうですね。いまは、ノイズは入りませんが、しばらくすると入ることがありますので、そのようにしましょう。」
NTT:「先ほどのISDNの件ですが、ISDNからの干渉の場合、特定の波形が出てきます。先ほどこちらで波形を調査してみたのですが、どうもそのような波形ではないようです。」
私:「そうなんですか。ISDNとの干渉だと、回避が難しいので困ったなと思っていたのですが、ちょっと安心しました。」

NTT:「あ、ノイズが入りましたね。」
私:「確かに。これで、ADSL関連の機器の故障ではないということですよね。」
NTT:「どうもそのようです。それでは、明日電話故障の対応の者を伺わせます。」
私:「はい。よろしくお願いします。」

次の日に係の方が家に来ました。

私:「昨日ノイズが入った音声を録音しておきましたので、聞いてもらえますか。」
NTT:「確かにノイズが入っていますね。これは違法電波の影響かも知れません。電話線はシールドされていないので、車載の無線が入り込むことがあります。」
私:「一度回線を調べてみて下さい。」
NTT:「それでは、一通り調べてみますね。」

このあと、電柱に上ったり引き込み口に梯子をかけて回線を点検したりしていました。このあと、申し訳ないような結末なんですが原因が特定されました。

我が家の電話引き込み口

NTT:「原因が分かりました。断線です。」
私:「断線といっても、回線は通じていますよ。」
NTT:「切れかかっていて、接続したり断線したりしている状態という意味です。電柱からのケーブルを揺さぶってみると、ノイズが入りますので、まず違いはないでしょう。」
私:「どのような状況だったのですか。もう少し詳しく教えてください。」
NTT:「引き込み線は、2本の線です。それぞれの線に皮膜がありますが、それをひとまとめにして、さらに強度のある皮膜で覆っています。電話線を固定するときには一番外側の皮膜を止める訳ですが、ここが 経年変化で取れていました。そのため、2本の心線に負担がかかり、心線が切れかかっていたという訳です。」

そういえば、我が家の引き込み線には頻繁に鳩がとまります。これは、引き込み線のそばにある樹木の中に鳩が巣を作っているからです。たぶん、鳩の重みとこのところの台風の影響で、断線しかかっていたということでしょう。

下側が電話線

鳩の巣がある我が家の樹木

ここの先端で断線が起こったようだ

修理をして頂いたあとは回線が全く切れないようになりました。分かってみれば、あっけない原因だったのですが、いままで挙げた原因で回線が切断されることも十分考えられるそうです。もし、ADSLで回線の強制切断で困っている方は、それぞれの項目をチェックされると解決できるかも知れません よ。

【お勧め記事】

2004年GT選手権レースクイーンGallery
ALTIA
GT選手権開幕戦(英田)から「ALTIA レースクイーン」白川きみよ・山田理絵・堀内晶子・河園彩ちゃんのギャラリーです。

 

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気の LAN 商品を見るAmazon で人気の LAN 商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます