揚げ物をするときに必要なモノって?

唐揚げ

「揚げ物は買うもの!」という一人暮らしさんも多いかもしれませんが、やっぱり揚げたて熱々は絶品です。「自分で揚げ物をしてみたい!」という人のために、最低限必要なアイテムをまとめました

「揚げ物をするには、いろいろなものを揃えなきゃいけない」と思っているかもしれませんが、すでに持っているものだったり、手持ちのもので代用できるものも多くあります。

■フライパン、もしくは鍋
揚げ物用に鍋やフライパンを用意する必要はありません。すでに手持ちのものがあれば、それでOK。少量の揚げ物を作るのであれば、小さめで深さのあるミルクパンなどが使いやすいです。底面が広いものだと一度に使用する油の量も増え、処理が面倒になります。また、深さがあると、油に火が誤って移る心配も少なくなって、初心者には安全です。


■菜箸、トング、網じゃくし

トング

揚げ物は滑りやすく、油の中に落としてしまうと危険です。初心者さんなら、しっかりつかめるトングがおすすめ

揚げ物を油から上げるのに、菜箸やトングが必要です。油の中の食べ物は箸でつかむと滑りやすいので、しっかりつかめるトングがあると、初心者は安心。トングを買うときは耐熱性のあるものを選びましょう。揚げ物に限らず、炒め物や麺類にも便利です。

菜箸よりも滑りにくい割り箸もおすすめです。ただし、油を吸い込んでしまうので、使い捨てにしましょう。

網じゃくし(かす揚げ)は、あれば便利ですが、なくても大丈夫。油に浮かんだ揚げカスや、フライドポテトのような小さなものをひとつひとつつまむのは大変なので、網じゃくしがあると一気にすくえます。

■油切り用の網とバット
バット

揚げ物をカラッと仕上げるには、油をしっかりと切る必要があります。バットでなくても、手持ちのザルや網で代用できます

揚げ物をからっと仕上げるには、揚げたあとの油切りが大切です。揚げてすぐにお皿に乗せると、揚げ物に残った油でべちゃっとしてしまいがち。できれば揚げ物用のバットと網を用意し、油から上げたら、その上でしっかりと油を切るのが美味しい揚げ物を作るコツ。でも、一人暮らしだとわざわざ用意しにくいアイテムです。

代用として、魚焼きグリルがあるなら、その網の上にキッチンペーパーなどを敷いて、バット代わりにするという方法があります。
魚焼きグリル

魚焼きグリルもバットの代わりになります。しかも、コンロからも近く、使いやすいです

ただ、コンロに魚焼きグリルがついていないという一人暮らしも多いはず。その場合はざるを網代わりにして、その下にボウルやお皿を敷いて代用することも可能です。

さらに、ざるも持っていないという場合は、お皿の上に不要な紙(新聞紙や雑誌など)を敷き、その上にキッチンペーパーを乗せて、油を紙に吸収させましょう。紙に接触している部分がべちゃっとしてしまいやすいですが、いきなりお皿に乗せるよりはベターです。

■食用油
揚げ焼き

食材が半分沈む程度の油で揚げ焼きをすれば、無駄になる油が減り、処理も楽です

揚げ物をするなら、当然油が必要になります。揚げ物をするにはたくさんの油が必要だと思っているかもしれませんが、たっぷり注ぐ必要はありません。揚げたいものが半分くらい沈む量があればOK。全体を沈めるのではなく、揚げ焼きの要領で両面ひっくり返して揚げます。少量ずつしか揚げられませんが、とんかつのような薄いものの場合、小さな鍋を使えば、100ml程度あればでも揚げ物ができます。

また、揚げ物にはサラダ油やごま油、オリーブオイルなど、手持ちのものでOK。値段的に手頃なのはサラダ油です。


オイルポットって必要? 揚げ油の処理は?

「揚げ物するなら、オイルポットを持っておかないとダメでしょ」と思うかもしれませんが、たまに揚げ物をするだけならば、要りません。一度揚げ物に使った油は、ニオイがついたり、色が変わったりして、長く置いておくと、美味しくなくなります。
揚げ油の処理

手持ちの瓶などに茶こしで漉してから保管すればOK。炒め物などにして、できるだけ早めに使い切りましょう

料理にもよりますが、少量の油で揚げ焼きにすれば、オイルポットを使うほど油が残りません。自炊の頻度が多くないのであれば、その都度処分するのもアリ。量が多くてモッタイナイのであれば、茶こしなどで漉して、瓶などの容器に入れて、炒め物に使ってしまうのがおすすめです。まだ温かいうちに漉して、完全に冷ましてからフタをしてください。

油の処理

牛乳パックやポリ袋に新聞紙など要らない紙や布を入れて、捨てたい油を染みこませます

なお、油をそのまま排水口に流すのはNG。水質の悪化や排水管詰まりの原因になります。油の処理にはいくつかの方法があります。手持ちのもので対応するなら、牛乳パックやポリ袋に新聞紙などの紙を入れ、冷ました油を染みこませます。油の酸化による自然発火の危険があるので、水を少量注いでおくと安心です。ガムテープなどできっちりと口を閉じて、可燃ゴミとして捨てます。市販の凝固剤などを使うのもOKです。

揚げ物のあとのニオイが嫌! コンロの掃除が面倒!

掃除

揚げ物をしたら、周りをさっと水拭きしておきます。べたつく場所はアルコール除菌スプレーがおすすめ


揚げ物をするのが嫌になる原因に「ニオイ」と「掃除」があります。

少しでもニオイを残さないためには、調理中から調理後まで換気扇を回したり、窓を開けたりして、いつもより長めに換気をすることが大切。また、布製品はニオイを吸着しやすいので、揚げ物をする場所の近くには置かないようにしましょう。いつまでも残るニオイはコンロや壁に飛び散った油の可能性もあります。揚げ物が終わったら、周囲をアルコール除菌スプレーで拭き上げておきましょう。

また、面倒な掃除の手間を少しでも減らすためには、深さのある鍋がおすすめ。油が外まではねるのを防ぎます。また、水分が油はねの原因になるので、食材の水気を拭いたり、しっかりと衣をつけたりするようにします。コンロ周りは面倒でも、調理後時間をおかずに掃除する方が汚れは落としやすいです。油は時間とともに酸化して固まり、どんどんと落としにくくなります。調理後すぐであれば、さっと水拭きするだけでも汚れは落とせますので、ニオイ対策と合わせて行いましょう。

油で揚げなくても、揚げ物を作る方法

揚げ物は好き。揚げたては最高。でも、やっぱり揚げ油の処理は面倒だし、掃除もしたくないし、カロリーも気になる。そんな人に嬉しい、油で揚げなくても揚げ物が作れるアイテムを紹介します。

■ノンフライヤー
ノンフライヤーとは、揚げ油は使わず、食材の中の油と水分を使って、揚げ物にする調理器具。油を使わないので、ヘルシーなのはもちろん、片付けも楽。油で揚げたものと遜色ないという声もありますが、食材や調理法によっては物足りない場合も。最近は一人暮らしにも使えるコンパクトなタイプのものも出てきていますが、収納するスペースが必要なので、購入前にはよく検討を。

■電子レンジ・フライパンでできる唐揚げ粉
揚げ物の中でも唐揚げ限定にはなりますが、揚げ油を使わずに電子レンジやフライパンで調理できる唐揚げ粉が発売されています。実際に使ってみたところ、「油で揚げたにはちょっと物足りないけれど、それなりに美味しいものができる」といった印象ですが、手軽に唐揚げ風のおかずが作れるのは便利です。少量ずつも作れるので、一人暮らしには使い勝手がよいかもしれません。



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