柿を英語で何という?
秋の味覚の一つである柿。海外ではあまり実らないので、日本を代表する果物として、海外からの旅行者に『What is this?』と尋ねられるものでもあります。今回の記事では、柿にまつわる発音や表現、文化などについて探ってみます。柿の英単語、意味・発音・アクセント
柿はpersimmon(パーシィモン)と言います。アクセントは「シィ」に付きますので気をつけましょう。日本語では、「柿」と言えば、大抵果実のことを指しますが、英語では木も果実も「persimmon」と呼びます。アメリカにも柿は分布していて、American persimmonと呼ばれますが、日本の柿とはだいぶ違い、手のひらにいくつも乗せられる小ぶりの実です。ですから、日本原産の柿を話題にしたい時には、Japanese persimmonと言ったほうが良いでしょう。柿に関連した英単語・表現いろいろ
- 渋柿:astringent persimmon(astringentには、「厳しい、渋い、辛辣な」などの意味があります)
- 甘柿:sweet persimmon
- 干し柿:dried persimmon(ドライフルーツの一種と考えれば良いわけですね)
- つるし柿:hanging persimmon(洋服を吊るすハンガーと同じ意味合いです)
- 柿の葉寿司:sushi wrapped with a persimmon leaf(persimmon leafで柿の葉です。Wrapped with~で、「~に包まれた」の意味です。Sushiとwrapped の間にwhich isを補って読むとわかりやすいと思います)
- 柿渋染めの布地:persimmon juice-dyeing cloth(Persimmon juiceで柿の果汁の意味です。Dyeはヘアダイと同じく、「染める」の意味ですね)
外国では柿を食べない?
前述のように、アメリカにはAmerican persimmonと呼ばれる柿の一種があります。日本のものとは異なり、小さいサイズで、火を通して調理したりお菓子にして頂いたりすることが多いようです。しかし、近年では「fuyus」と「hachiyas」という日本の柿に似た2つの品種が人気になっています。fuyusは固いままで食べ、hachiyasは熟してから食べます。チーズやトーストと合わせたり、他の野菜や果物と一緒にサラダにしたり、アイスのトッピングにしたり、豚肉と一緒にローストしたりします。柿のレシピだけを紹介している英語サイトもあります。
さらに、イタリアでも柿をリゾットにする他、サラダにするなど日本と同じく生で食べる習慣があります。しかも、呼び名は「カーキー」、つまり「柿」そのものです。日本原産の柿は、栄養も満点で見目麗しく、海外の方にとても人気があります。わたしたちも柿の美味しさを再確認しながら、秋の味覚として楽しみたいですね!
【関連記事】