素朴なテイストが魅力、フィジー料理
|
ココンダ。フィジーならどこでも食べられるが、盛り付けや味もレストランによって違うので食べ比べてみるのが楽しい |
|
市場の一画はタロイモだらけ! |
南太平洋の真ん中に浮かぶ大小330もの島からなる国、フィジー。主食はタロイモやキャッサバ(タピオカの原料)などのイモ類。最近ではパンも食べられるようになってきました。リゾートホテルのレストランでは洗練された西欧料理も味わえます。
新鮮なシーフードに恵まれ、名物は「ココンダ」と呼ばれる魚と野菜のマリネ。生の魚とタマネギやトマトなどの野菜をココナッツミルクであえてライムを加えたもので、魚は主にワルと呼ばれる白身魚(サワラの一種)が使われます。
|
カニをまるごと使った贅沢なクラブカレーはココナッツ、モルトビネガー、カリーリーブスなどで味付け |
国民の約半分がインド人であるため、インド料理の味も本格的。町なかにはインド料理屋さんも多く、リゾートホテルの日替わりビュッフェにはたいていカレー(インド料理)の日があります。また、インド人のお宅でカレーを教わるツアーなども開催されています。
伝統的な「ロボ料理」は、ニュージーランドでいうところの「ハンギ」。実はこうした石蒸し料理は南太平洋の広い地域で見られるもので、サモアやクック諸島では「ウム」と呼ばれています。中に入れるのはラムやビーフ、ポークなどの肉類、タロイモやキャッサバなどのイモ類、それに魚など。シンプルながら懐かしい味わいにほっと和みます。