一人暮らしで使う、本当に必要な調味料とは
一人暮らしが本当に使う調味料を10個ピックアップしました
一人暮らしの料理の悩みとしてよくあがるのが「どんな調味料を揃えたらいいのかわからない」「一人暮らしだと余るので、必ず使う調味料が知りたい」というものです。自炊をよくする人であっても、作る量が少なく、必ずしも毎日料理ができるわけではありません。そんな一人暮らしにとっては、無駄にすることなく調味料を使い切るのは難しいことです。かといって、何もないのも不便なもの。
そこで今回は、一人暮らしでもよく使う、本当に必要な調味料を10個ピックアップしました。よく使う順、あると便利な順で紹介します。
一人暮らしに必要な調味料1:塩
料理は一切しないという人でも、塩だけは持っておきたいもの。賞味期限もありません
「自炊はまったくしない」という人でも、これだけは持っておきたい調味料。塩さえあれば、野菜につけたり、肉や魚に振って焼いたり、炒め物にしたり、たいていの食材は食べられるようになります。塩は長期間置いておいても、品質が変化しにくいものです。とりあえず一人暮らしをしたら、塩だけは買っておきましょう。
一人暮らしに必要な調味料2:醤油
醤油も必ず使うといってもいい調味料の1つ。自炊派でなくても、持っておきましょう
塩の次に、あると便利なのは醤油です。豆腐やお刺身、卵にかければ、これだけでご飯に合うおかずに。料理をしない一人暮らしでも「野菜炒めだけはよく作る」という人が多いです。塩だけの野菜炒めもいいですが、醤油をちょい足しすると、ぐんと風味が増します。ちなみに、醤油には「こいくち」と「うすくち」があります。「こいくち」の方が全国的ですが、関西方面では「うすくち」がよく使われているとか。最初は食べ慣れた方を選ぶといいでしょう。
一人暮らしに必要な調味料3:味噌
「味噌汁くらいは自分で作る」という人は持っておきたいところ。インスタントよりもリーズナブルに作れます
「味噌汁を作りたい」という人には、味噌は欠かせません。だし入りのものを選んでおくと、だしの素などを用意する必要がありません。その他にも炒め物や煮物などにも使うことができます。味噌も米味噌、麦味噌、赤味噌など、種類が豊富です。食べ慣れたものを選ぶといいでしょう。
一人暮らしに必要な調味料4:サラダ油
一人暮らしでもよく作るのが炒め物。何か1つ油類を買っておくなら、サラダ油が使いやすいです
一人暮らしでもよく作る炒め物や焼き物をするときには、油が必要です。カロリーを気にする人は油を嫌う傾向がありますが、油が少し入ることで少ない量や食材でもうまみと満足感が生まれます。オリーブオイルやごま油などでもいいですが、サラダ油が最もクセがなく、汎用性が高い油です。
一人暮らしに必要な調味料5:胡椒
塩だけで事足りることもありますが、胡椒がないと物足りないという料理も多いです
塩とセットで使われることが多いのが胡椒。味や風味がぐっと引き締まります。塩と胡椒が一緒になった「塩こしょう」という商品もあります。塩と胡椒を分けて使うことがないという人は、こちらの方が一石二鳥で便利なこともあります。
一人暮らしに必要な調味料6:だしの素・スープの素
だしの素やスープの素があると、手早く汁物が作れます。汁物があると、満足感もアップ
かつおだしや昆布だしといった和風だしの素、コンソメやブイヨンといった洋風スープの素、鶏ガラスープといった中華だしの素などがあると、簡単に汁物が作れます。ご飯に汁物があると、食べたときの満足感がアップします。一食分ずつ小分けされたインスタントスープも便利ですが、節約したいなら、だしの素の方がリーズナブル。また、煮物なども手軽に作れます。
一人暮らしに必要な調味料7:めんつゆ
そばやそうめんといった麺類を食べるときはもちろん、めんつゆがあれば煮物がおいしく作れます
めんつゆはその名の通り、麺を食べるときに使いますが、料理にも幅広く使えて便利です。和風の煮物を作るのであれば、醤油や砂糖、みりんや酒、だし汁などが必要ですが、めんつゆはそれらがベースとなっているので、ひとつでちゃんと煮物の味付けができます。塩や醤油だけではない、本格的な味付けができます。
一人暮らしに必要な調味料8:ポン酢
酸味のある調味料として、酢よりも使い勝手がいいのがポン酢です
一人暮らしだと酢は使い切れないことが多いですが、酸味のあるものが食べたいときのためにポン酢がおすすめです。野菜や肉、魚、豆腐など、食材にかけて食べれば、大抵おいしい! ドレッシングや炒め物や焼き物、煮物の味付けにも使えます。
一人暮らしに必要な調味料9:マヨネーズ
油代わりにも使えるのがマヨネーズ。マヨネーズで炒めた野菜炒めは、ひと味違ったおいしさです
マヨネーズは野菜につけてそのまま食べるのはもちろん、ポテトサラダなどのサラダにもよく使われます。また、原材料が卵と油なので、料理に使うとコクが生まれます。卵焼きやチャーハン、ハンバーグなどに加えると、本格的な味に。醤油やめんつゆ、ポン酢と混ぜ合わせてドレッシングにしたり、炒め油の代わりにも使えます。
一人暮らしに必要な調味料10:焼き肉のタレ
たくさんの調味料が混ざっている焼き肉のタレは、いろいろな調味料を持てない一人暮らしに便利です
「余りそう……」と思うかもしれませんが、一人暮らしで意外にも使い勝手がいいのが焼き肉のタレ。材料の表記を見てみると、自分ではなかなか揃えることのできない、さまざまな食材が入っていることがわかります。それだけにコクやうまみがたっぷり。
お肉を焼くのはもちろん、一人暮らしでも作ることが多いチャーハンや焼きそば、焼きうどん、パスタの味付けにも。野菜炒めも、いつもとはひと味違ったおいしさに仕上がります。
さらに料理の味をレベルアップしたいなら……
レベルアップするなら、和食の基本の調味料と言われる「さしすせそ」を揃えましょう
ここまでご紹介した10個の調味料があれば、味付けに飽きることなく自炊を続けることができると思います。でも、もっと本格的に料理をしたいのであれば、こんな調味料もあれば、便利。
・砂糖
・酢
・酒
・みりん
・オリーブオイル
・ごま油
和食の調味料の基本といわれる「さしすせそ」。これは「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」を表していますが、一人暮らしでは意外と砂糖や酢は使うことが少ないかもしれません。ただし、めんつゆやポン酢といった加工調味料を使わずに、煮物や酢の物の味をつけたいのであれば、砂糖と酢に加えて、酒やみりんも必要です。
また、オリーブオイルやごま油は、パスタをよく食べる人や中華が好きな人は揃えておきたい油です。香りが高い油なので、食欲をアップさせるのにも効果的です。
一人暮らしの人が調味料を買うときの注意点
無駄になりにくい調味料とその揃え方を紹介しました。でも、食生活は人それぞれ。興味がある人はもっともっと調味料を楽しんでみてください
ここでご紹介した以外にも、調味料といわれるものは数限りなくあります。レシピを見ていると、「あ、これは持ってない」ということがあるかもしれません。でも、普段使い慣れない調味料は、その後また使う可能性は低いです。
また、ちょっと珍しい調味料はお値段も高かったりします。調味料を置いておくスペースも、一人暮らしのキッチンでは限りがあるもの。他に使い道があるかどうか、買う前にちょっと考えてみて。
また、調味料にも賞味期限はあります。賞味期限が切れてもお腹を壊すようなものでなかったとしても、風味が落ちてきます。一人暮らしで使う量は決して多くありません。大きいサイズの方が割安かもしれませんが、使い切れずに捨ててしまっては、結局お金を無駄にしていることになります。毎日使うものでないなら、少量の小分けパックなどを利用しましょう。
もちろん「一人暮らしをしたら、料理を極めたい!」と思っている人は、その限りではありません。好きなものを揃えて、好きなことを極めるのも一人暮らしの楽しみの1つ。自分らしい暮らしを楽しんでくださいね。
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