気軽に楽しむ庶民テイスト、コロンビア料理
スペイン、インド、アラブ、アフリカなど多様な国の影響を受けたコロンビア料理。地域によってもだいぶ特徴が違います。アンデス地方の家庭ではジャガイモ、黒豆、バナナなどがよく使われ、代表的な料理は鶏肉やジャガイモを煮込んだスープ「アヒアコ」。また、カリブ海沿岸では新鮮な魚介類、オリノコ川沿いでは子牛や魚を使った料理がベース。最近では高級レストランも増えていますが、大衆的な食堂もまだまだ多く、手頃な価格で庶民の味を楽しめます。
南米全体としてお菓子の甘さはかなり強烈なのですが、コロンビアも例外ではなく、牛乳と砂糖で作った「アレキペ」はその筆頭。お酒のおつまみなら、バナナを揚げた「パタコン」がおすすめ。ブラジルに次ぐコーヒー生産国とあって、コーヒーは安くて美味。街なかではコーヒー売りの屋台を見かけることもあります。
世界有数のバナナ生産国、エクアドル料理
ダーウィン進化論の島、ガラパゴス諸島で知られるエクアドル。地域によって食事も変わり、海の近くではシーフード、アンデス地方ではトウモロコシや米が主食、そして40種類以上もあるというバナナが名物です。バナナはフライにして食べる「トストーネス」が最もポピュラー。バナナ以外のトロピカルフルーツも豊富で、あらゆるエリアでカラフルな果物に出会えます。また、ランチの定番メニューは「セコ・デ・ポロ」。鶏肉と野菜の煮込みをライスやサラダと一緒に盛り付けたプレートです。