2017年春夏は、どんなスーパーフードが流行するのか?
2017年に注目のスーパーフードは?
筆者が理事を務めている一般社団法人日本スーパーフード協会では、2017年上半期(春夏)のトレンド予測として発表。このランキングは日本スーパーフード協会のアメリカ支部のリサーチをもとに、日本の本部が日本市場の今年の流れとの擦り合わせを行った上で、2017年に日本でブームとなる可能性が高いスーパーフードを10品目予測し、ランキング形式で発表したものです。早速ご紹介しましょう。
2016年の振り返りと2017年のヒット傾向
守りと攻め?スーパーフードの傾向は?
その代表格が、ビタミンCがレモンの34倍あり、「天然の美白サプリメント」と称されるアセロラや、人気モデルのミランダ・カーが愛用しているゴジベリーなどのレッドフルーツです。赤い成分のポリフェノールによる抗酸化作用でアンチエイジングにも効果的なスーパーフードです。
では、10位から順にランキングを見ていきましょう!
第10位 スプラウテッド・アーモンド
モデルが愛食していることでも大人気だったアーモンド。以前からスーパーフードとしての認知度が高いものですが、昨今は、生のアーモンドをあらかじめ浸水させて発芽させた「スプラウテッド・アーモンド」が登場し、これまでのアーモンドと差別化を図っています。発芽玄米と同じく、発芽させることで栄養価を高め、酵素を温存しているというのが特徴です。アーモンドはスプラウテッド・アーモンド以外にも、ミルクやフラワー(粉)など各種加工品が生産され、人気は不動のものになっています。第9位 ビーポーレン
ビーポーレンのパウダータイプも人気
そのまま食べたり、いろいろな料理にパラパラと少量をふりかけることで元気をつけることができます。ヨーグルトやアイスクリーム、シリアルのトッピングに最適。最近では、ビーポーレンのパウダータイプのものが登場し、スムージーやジュースにとより使いやすくなり用途が広がっています。
第8位 進化系チアシード(ローストチア)
チアシードの一大ブームは一過性のブームで終わることなく、より進化した形で食べやすい加工食品が続々と登場するなど、その動きから目が離せません。加熱に弱いオメガ3を多く含むことが特徴のチアシードですが、加熱してもオメガ3の含有量がそのままのローストチアシードが登場しています。膨らまないチアシードということで、話題をよんでいるローストチアシードは、その香ばしい美味しさを生かして、炒りごまのように様々な料理に手軽に使えます。毎日の食卓に欠かせないスーパーフード系栄養調味料としての期待大です。
第7位 シーバックソーン
シーバックソーンに注目集まる
果実と種子に油脂が含まれているのが特徴で、現代人が不足しがちなオメガ3系やオメガ6系の必須脂肪酸も含まれています。その他、ビタミンCや鉄分、ポリフェノールも豊富で、欧米では「奇跡のフルーツ」と呼ばれるビューティースーパーフードです。そのほかフィンランドの森のベリーには、リンゴベリー、ビルベリー、クランベリーなど可愛らしいベリーがあります。
第6位 カカオニブ
カカオニブとは、カカオ豆を砕いて皮を取り除き豆の胚乳部分だけとなったもののことで、抗酸化作用のあるカカオポリフェノールを高濃度に含むことからエイジングケアに有効とされています。カカオニブは使い方も様々
苦味成分のテオブロミンはリラックス効果をもたらし、脳内物質であるフェニルエチルアミンは恋愛のときと同じような高揚感・幸福感をもたらすことで、女性の体と心に効くハッピースーパーフードとして世界中の女性に愛されています。