長ネギの緑の部分は食べられる! 美味しい使い道は?
スッと伸びやかな姿の長ねぎ。長ねぎの緑色の部分の魅力に迫ります。
長ネギの保存方法
長ネギは、長細い姿のまま冷蔵庫で保存がしにくい野菜です。そこで保存するときは、根付きのまま外で保存するか、切ってから冷蔵庫で保存をする必要があります。それぞれの保存方法は以下のようになります。根がついている長ねぎは外で保存
- 土の中に埋めると2か月以上の保存が可能。条件がそろえば、土から別のねぎが生えてきます。
- 泥付きならば、新聞紙に包んだり、段ボールに入れて、涼しい外で保存。2週間の保存が可能です。
カットした長ねぎは冷蔵庫に入る長さにしてから保存
■カットした場合
- 長ネギは乾燥に弱いので、ぴっちりとラップに包んで冷蔵庫で立てて保存。2~3日以内に食べきりましょう。
- カットしたものを、密閉袋か容器に入れて、冷凍庫で保存。1か月の保存が可能。ただし、使い道は加熱調理や薬味に限定されます。
長ネギの緑の部分の食べ方
長ねぎの緑色の部分にある白いワタ。寒さが増すと、もっとゲル状に育つ。
葉が分岐するあたりから緑に色づいていますが、ここを切ってみると、みっちりと詰まったワタとぬめりのあるゼラチン質があります。この部分が何なのかご存じでしょうか?
これは、フルクタンと呼ばれる多糖類の一種で、ネギの香りと甘みが凝縮されています。冬の寒い時期にかけて増えてくる成分で、フルクタンがあるおかげで、長ねぎは凍らずに冬を乗り切ることができるようです。
このぬめり成分は、加熱調理することでトロリと柔らかくなるので、食べる場合は、シチューやスープなど、じっくりコトコト料理に使うのがおすすめです。それ以外で食べる場合は、白い透明な部分を取り除いてから使うといいでしょう。
また、収穫から時間が経つにつれ、緑色の部分が固くなってしまい、味も悪くなってしまいます。その場合は煮物の臭み取りやブーケガルニなどに利用することをおすすめします。
参考レシピ >> 豆乳シチュー
参考レシピ >> ベジブロスの作り方
緑色の部分の切り方
- 緑色の部分を開いて、ワタを取り除く。
- 細かく刻む
- 流水でぬめりがなくなるまでよく洗う。
- 水気を切る。そのまま使っても、冷凍保存しても◎。
長ネギの緑の部分の栄養素・健康効果
ねぎの比較
また、長ネギと言えば辛み成分の硫化アリルがあります。高い抗酸化作用があることが知られており、生活習慣病の予防効果がある他、消化液の分泌を促して食欲を増進したり、体温を高める薬効があると言われています。ちなみにこの成分は白い部分に多く含まれています。
長ねぎのぬめり
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